昨日から今日にかけて、久しぶりに東京へ。
目的は、NODA・MAP『エッグ』の観劇。
日帰りにしたかったんだけど、諸事情で二日間になり
他の仕事との兼ね合いを考えると
厳しいスケジュールになってしまったが
やっぱり行って良かったと痛感した舞台だった。
今回一緒に行ったのは、演劇仲間のKさん。
二人で行ったおかげで、3時間以上の当日券並びの時間を
交代で並べたので、お尻の痛さが半減。
コンクリートの床に座り込んでの待ち時間は
一人だったらかなり苦痛だったはず。
空気クッションを持っていけば良かったかもね。
立ち見も覚悟だったが、無事補助席をゲット!
前の人の頭も気にならない見やすい席でラッキーだった。
会場は、池袋にある東京芸術劇場で
9月1日にリニューアルオープンをしたばかり。
ホールは、プレイハウスと言う名の客席数824席の中ホール。
傾斜・音響などを改善し、鑑賞環境を向上させたとか。
立ち見のお客様も結構いました。
昨日は、マチネ(昼の公演)があったためか
当日券並びの人数は30人程度だったが
他の日は、50~60人以上並ぶそうです。
千秋楽まであと10日。
評判も良いだろうしリピーターも多いだろうし
更に行列が長くなる可能性大。
まだ上演中なので、ネタばれになりそうな感想はやめておきます。
もし知りたい方は、下記の日本経済新聞のサイトをお読みください。
NODA・MAP「エッグ」イメージが跳躍する演劇的交響楽
私にとっては、明確な収穫と五感の刺激をもらえた舞台だった。
演出・音楽・効果音・映像が見事に融合し
リアルとバーチャルが交錯する中で
いきなり立ち上ってくる歴史的事実。
重いテーマだけど、重力を感じさせない演出
これは野田氏の得意技であるが
役者陣の重力を感じさせない身体性が
更に演出効果を上げているように感じた。
今回は、私が興味を持って調査していたテーマだったので
作家の考えたであろう着想・着眼点・方程式が見えやすかった。
今後の執筆活動の大きなヒントをもらえたように思う。
挿入歌・挿入曲の作曲をしたのは椎名林檎さん。
深津絵里さんの歌声が椎名さんの曲と絶妙にマッチし
特に後半で切ない感情を込めて歌うシーンは
とても心が揺さぶられた。
あれは、役者だから発せられる歌声だった、と思う。
役者が歌うってこういうことだよね。
他にも印象的なシーンはたくさんあったが
私が今回の作品の中で一番良かったと思うのはラスト。
主役二人と爆発音と挿入歌…
やられた…
と、久しぶりに感じたエンディングだった。
終演後、二人で夕飯を食べ、長男のアパートへ。
今日のお昼に、ある方とお会いする予定だったが
諸事情で流れたため、午前中、ゆっくりと過ごした。
おかげで、前日の体の疲れも取ることが出来たし
多忙な長男ともゆっくり話せたし、これはこれで良かったかも。
お昼頃、長男と別れ、Kさんと池袋に出て
パルコのレストラン街にある「五右衛門」というパスタ屋さんでランチ。
15:30に池袋から高速バスを乗り19:00頃、長野に到着。
一度自宅に戻り、稽古場へ向かった。
Kさん、お疲れ様でした!
芝居談義がいっぱいできて、嬉しかったです♪
時間はたくさん使っちゃったけど
私にとって、収穫の多い有意義な二日間でした♪