蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 第17回 劇団本公演「星のない町 ぼくの町」

NPO法人劇空間夢幻工房 第17回 劇団本公演
タイトル 『星のない町 ぼくの町 ~ゴミ人間プペル奇譚~』
脚本・演出 青木由里
原案 『えんとつ町のプペル』西野亮廣 著
出演 青木賢治/栗生みな/坂本真由美/青木淳/井田亜彩実/鈴木一衣/導星ゆな 他

日時 2022年3月5日(土)18:00~    2022年3月6日(日)11:00~/16:00~
会場 須坂市 メセナホール 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/mugen_puperu

上記公演は好評のうちに幕を閉じました。
ご来場を賜りました皆様、ご尽力を賜りました皆様に、心より御礼を申し上げます!

市民ワークショップ委員追加募集中!

2012年10月22日 23時26分23秒 | 日記
昨日、長野市民会館市民ワークショップ委員として
一緒に活動していたMさんの偲ぶ会が行われた。

あれは9月中旬のこと…
突然のMさんの訃報に驚愕で声が出なかったことを
鮮明に覚えている…

市民のための新・市民会館を!

と、委員の中でも積極的に意見を発言し
行動していた一人だった…

献花は11:00から…
既に会場は、大勢の人で埋め尽くされ
その後の偲ぶ会にもたくさんの方がご出席され…

遺骨の前には、市民ワークショップ主催で行った
イベントの写真が飾られていた。
真中で満面の笑みとガッツポーズをしているMさんの姿が涙を誘う。
隣には私の姿が写っていた…

偲ぶ会の席上で、多数の方から
Mさんが情熱を傾けて活動していた市民ワークショップへの
ご期待やご指摘があった。
Mさんが危惧していた点などが改善されるよう
私も意見を提出していこうと思う。

ご家族の悲しみの深さを目の当たりにして
胸が締め付けられるような思いだった…
Mさんの思いを、今、ここに生きている者が受け継いで
市民のための市民会館として機能するように
私も委員の一人として、頑張って行かねば…

昨日は、偲ぶ会に出席するために東京からいらした
某劇場の支配人の方とお会いして
今後の長野市・長野県の文化芸術振興に関する
ご相談をさせていただくことができた。
その方は

  劇場は人格を持つんです

と仰り

  劇場が喜ぶことを判断基準にすれば
  間違えることはない

と。

私には、とても分かり易い言葉だった。

そうか…
劇場が人格を持てるように、命を吹き込むのが
私たち市民ワークショップ委員の役割…

現在、長野市では市民ワークショップ委員を追加募集している。
共に、熱意を持って積極的に活動できるメンバーが増えるのは有難いことだ。
建て物は活用しなければ、ただの箱。
市民に愛される市民会館にするには、運営・企画面が大変重要となる。

下記の市役所HPに公募詳細が掲載されているので
ご興味のある方は是非ご一読を!

市民会館市民ワークショップ委員追加募集

締切は、10月29日(月)です!

メイク講習会

2012年10月20日 23時30分21秒 | 日記
昨夜から台本執筆に取りかかっているが
眠気が強くて集中出来ない。
時々運動しながら、朝まで頑張ったが
眠気に勝てず、2時間ほど仮眠。
10:00に起きて、ラスト部分を書き上げたが
時計を見ると、既に12:35!

  まずいっ!遅刻するっ!!

すぐに、篠ノ井市民会館のMさんに
台本データをメールで送信し
急いで準備して、シアターWSの稽古に向かう。

WS開始時間の5分前に到着でき、ホッ!
既に、参加者はホボ全員集まっていた。

  こんなギリギリはダメだよね…

既に台本は印刷してくれてあり
すぐに出演者に配布。

今日は、舞台監督さんに大道具に関する
ご相談をすることになっていたので
基礎訓練をケンジ君に頼み
階下の事務所で打ち合わせ開始。
舞監さんに舞台図をお見せしながら
必要な大道具や照明に関するお願いをする。

何しろ予算がない。
が、その中で工夫をしながらイメージに近づける…
それが私の役割の一つ。
若干想定どおりではないものの
舞監さんのご協力をいただきながら
イメージに近い舞台を作れそうだ。

  良かった…

舞台仕込み~本番終了までのスケジュールも確認。
発表会本番のスケジュールは下記のとおり。

≪シアター・ワークショップ発表会 日時≫
 12月9日(日)
  14:00~ 主催者挨拶
  14:15~14:45 コミュニケーション・ワークショップ(講師・青木由里)
  14:50~15:40 シアター・ワークショップ発表会『砂漠のクリスマス』

打ち合わせ後、稽古場に戻ると
既に基礎訓練は終わり、本読みに入っていた。
内容的・時間的には行けそうな感じ。
後は、稽古あるのみ!

本読み後、先週の復習をして続きの稽古に入ったものの
予定のシーンまで進めなかった。
ダンスの振り移しを完了していないので
どこかで再度ダンスの時間を取らねば…
来週から、更にピッチを上げて行こう。

終了後、劇団の稽古場へ急ぐ。

キッズは、サンクス用の芝居の稽古。
キッズの二人は稽古がとても楽しそう。
以前のような恥ずかしさが随分なくなり
いい感じで、はじけて来た。
面白くなりそうです♪

研修生の稽古は、夢幻初の「メイク講習会」
これまで

  やりたいねぇ~

と言いながら、出来ずにいたことの一つ。

講師は私。

私は、美容専門学校を出ているわけではないが
演出家やメイクさんから教えていただいたり
日舞の先生から白塗りメイクを習ったりしながら
あとは、実践しつつ自分なりに研究をして
身に付けたメイク術である。

ポイントさえ押さえれば、お絵描きと同じ。
絵心を持っている人は、コツをつかめば
すぐに出来るようになる、はず。

とはいえ、筆の力の入れ具合とか、ドーランの塗り方は
何度も実践しながら、体に覚えさせるしかないが。

数人の団員にモデルになってもらって
基本の男女のメイク、子どものメイク、お嬢様風のメイク
特殊メイク、白塗りメイクのお手本を見せる。
団員は、二人一組になって、手本を真似て
メイクを施していく。

時間が足らず、舞子さん風の白塗りメイクは
お手本だけで終わってしまったのが残念だが
みんなそれぞれコツを掴めたようだ。

これで、12月のシアターWS発表会やオープンエア時に
団員全員がメイクサポートを出来るだろう。

興味深々で楽しそうにメイクをしている研修生たちを見て
やって良かった、と改めて思った♪

来年度の・・・

2012年10月19日 23時18分57秒 | 日記
今日は、午後から来年度のオープンエアに関する相談で
支援者のお一人Yさんと県庁の生活文化課を訪れた。
内容は助成金に関すること・・・

来年は、長野市外での上演を検討している。
実現すれば、初の市外公演だ!
地域住民の皆さんとスクラムを組みながら
舞台の面白さ・楽しさを大勢の皆さんに知っていただけるように
最善を尽くして臨みたい。

さて…
二日間、東京に行っていたため
シアターWSの台本執筆が遅れてしまっている。
今晩中に、何とか仕上げねば!!

東京へ

2012年10月18日 23時31分41秒 | 日記
昨日から今日にかけて、久しぶりに東京へ。
目的は、NODA・MAP『エッグ』の観劇。

日帰りにしたかったんだけど、諸事情で二日間になり
他の仕事との兼ね合いを考えると
厳しいスケジュールになってしまったが
やっぱり行って良かったと痛感した舞台だった。

今回一緒に行ったのは、演劇仲間のKさん。
二人で行ったおかげで、3時間以上の当日券並びの時間を
交代で並べたので、お尻の痛さが半減。
コンクリートの床に座り込んでの待ち時間は
一人だったらかなり苦痛だったはず。
空気クッションを持っていけば良かったかもね。

立ち見も覚悟だったが、無事補助席をゲット!
前の人の頭も気にならない見やすい席でラッキーだった。

会場は、池袋にある東京芸術劇場で
9月1日にリニューアルオープンをしたばかり。
ホールは、プレイハウスと言う名の客席数824席の中ホール。
傾斜・音響などを改善し、鑑賞環境を向上させたとか。

立ち見のお客様も結構いました。
昨日は、マチネ(昼の公演)があったためか
当日券並びの人数は30人程度だったが
他の日は、50~60人以上並ぶそうです。
千秋楽まであと10日。
評判も良いだろうしリピーターも多いだろうし
更に行列が長くなる可能性大。

まだ上演中なので、ネタばれになりそうな感想はやめておきます。
もし知りたい方は、下記の日本経済新聞のサイトをお読みください。

  NODA・MAP「エッグ」イメージが跳躍する演劇的交響楽

私にとっては、明確な収穫と五感の刺激をもらえた舞台だった。

演出・音楽・効果音・映像が見事に融合し
リアルとバーチャルが交錯する中で
いきなり立ち上ってくる歴史的事実。
重いテーマだけど、重力を感じさせない演出
これは野田氏の得意技であるが
役者陣の重力を感じさせない身体性が
更に演出効果を上げているように感じた。

今回は、私が興味を持って調査していたテーマだったので
作家の考えたであろう着想・着眼点・方程式が見えやすかった。
今後の執筆活動の大きなヒントをもらえたように思う。

挿入歌・挿入曲の作曲をしたのは椎名林檎さん。
深津絵里さんの歌声が椎名さんの曲と絶妙にマッチし
特に後半で切ない感情を込めて歌うシーンは
とても心が揺さぶられた。
あれは、役者だから発せられる歌声だった、と思う。
役者が歌うってこういうことだよね。

他にも印象的なシーンはたくさんあったが
私が今回の作品の中で一番良かったと思うのはラスト。
主役二人と爆発音と挿入歌…

  やられた…

と、久しぶりに感じたエンディングだった。

終演後、二人で夕飯を食べ、長男のアパートへ。
今日のお昼に、ある方とお会いする予定だったが
諸事情で流れたため、午前中、ゆっくりと過ごした。
おかげで、前日の体の疲れも取ることが出来たし
多忙な長男ともゆっくり話せたし、これはこれで良かったかも。

お昼頃、長男と別れ、Kさんと池袋に出て
パルコのレストラン街にある「五右衛門」というパスタ屋さんでランチ。
15:30に池袋から高速バスを乗り19:00頃、長野に到着。

一度自宅に戻り、稽古場へ向かった。


Kさん、お疲れ様でした!
芝居談義がいっぱいできて、嬉しかったです♪

時間はたくさん使っちゃったけど
私にとって、収穫の多い有意義な二日間でした♪

初回を終えて・・・

2012年10月16日 22時57分26秒 | 日記
朝7:40、家を出て中野市へ向かう。
今日は「パソコン会計実務科」の入校式だった。

入校式終了後、センターで開催される文化祭の打ち合わせ。
毎年、センターの職員さんと中野市在住の講師陣で
地域住民の方々に楽しんでいただくために
企画を練り、当日運営を行っているようだ。
素敵な取り組みですね♪

13:00から、いよいよ私の講義開始。
春期の講座もそうだったが。入校式後の第一回目講義を
再び受け持たせていただいたのでした。

受講生は全部で20人。
20代前半から50代の方までと幅広い年齢層。

最初は、緊張気味だったメンバーも徐々に固さが取れ
明るい雰囲気の中、無事初回の講義を終了。
全員がお互いの顔と名前を覚えられたし
グループワークも意見が飛び交い
あと2回の講義も楽しく行えそう♪

そうそう!
ここの訓練センターは、すこぶる評判が良いらしい。
各先生方が個性的でユーモアがあり
その上、教えるのも上手なのです。

なので、今回も長野市内から3人も受講しているし
信濃町から通って来ている人もいるので
皆さんが受講して良かったと思って下さるように
私も有意義な時間をご提供していきたいと思います。


明日、急遽東京に行くことになった。

スケジュールや経済的な関係で
ずっと悩んでいたNODA・MAPの観劇だが

  やっぱり行こう!

と、昨日決めた。

他にも観たい芝居があってね、マジ悩んでた。
で、どちらを観ようか迷った末に
今回は「エッグ」を観ることに。

両方観劇できれば良いんだけどね…

既に前売券が完売のため
当日券並びで入場しようと思っているんだけど
来週末が千秋楽のため、今週は当日券並びも
かなりの行例が出来ているようだ。
取り敢えず3時間前から並べるように
高速バスのチケットを予約。
もしかしたら立ち見の可能性もあるが
先月末くらいから、もう一人の私が

  観るべきだ

と囁き続けているし
エッグを観劇した演劇仲間のXさんからも

  青木さんは絶対観たほうがいい

と、感想メールと共に後押しの言葉をいただき

  今、観ることは次の舞台創りのために
  とても重要なのかもしれない

と思うようになって…

明日は、五感のアンテナを更に研ぎ澄まして
いろんな刺激をもらって来ますね!