マダム・クニコの映画解体新書

コピーライターが、現代思想とフェミニズムの視点で分析する、ひと味違う映画評。ネタバレ注意!

『少年と自転車』『オレンジと太陽』にみる「幻想の母」

2012-06-23 | 映画分析
 親に棄てられた子どもを支える、強い意志を持った女性が登場する映画2本、『少年と自転車』と『オレンジと太陽』を続けて観た。  昨年のカンヌ国際映画祭グランプリに輝いたベルギーのダルテンヌ兄弟の『少年と自転車』は、施設に預けられた少年が、迎えに来るはずの父に裏切られ、チンピラの手下となって殺人未遂を起こすが、独身の女性美容師の里子になり、家族の絆を結んでいく物語。 goo 映画 父と住んでいた . . . 本文を読む

だんらんにっぽんー南医療生協の奇跡/偉大なる名古屋名物

2012-06-22 | 映画分析
 友人の武重邦夫プロデューサー(高校の同期生で今村昌平の愛弟子)が企画製作した、名古屋市の南医療生協を描くドキュメンタリー映画が、6月29日(金)まで、10:00~1回のみ、名古屋の名演小劇場で上映中だ。 goo 映画  南医療生協は、1959年の伊勢湾台風の被害者約300名が、「自分たちの命は自分たちで守ろう」と出資して61年に設立。総合病院や高齢者施設などを次々と開設し、現在、組合員は6万人 . . . 本文を読む

『だんらんにっぽん』上映

2012-06-10 | 映画について
 友人の武重邦夫プロデューサー(今村昌平の愛弟子)が企画製作した、名古屋市の南医療生協を描くドキュメンタリー映画『だんらんにっぽん』http://danran-nippon.main.jp/が、6月9日(土)から6月29日(金)まで名古屋の名演小劇場で上映されている。  1959年の伊勢湾台風の被害者約300名が、「自分たちの命は自分たちで守ろう」と出資して61年に設立。総合病院や高齢者施設など . . . 本文を読む