マダム・クニコの映画解体新書

コピーライターが、現代思想とフェミニズムの視点で分析する、ひと味違う映画評。ネタバレ注意!

いのちの作法/品格とは何か?

2008-12-31 | 映画分析
 温かさが全編にあふれ、観る人を幸せに浸してくれる。  こんな楽園が、日本にあったとは・・・。  究極の福祉行政を実現しているのは、東北の小さな町、岩手県西和賀町(2005年、旧沢内村と旧湯田町が合併)である。 いのちの作法  「豪雪・貧困・多病多死」の三悪を抱え、乳児死亡率が全国最悪ともいえるほどの劣悪な環境に置かれていた旧沢内村。ここは50年前から全国に先駆けて、高齢者医療の無料化を実 . . . 本文を読む

「いのちの作法」

2008-12-23 | 映画について
 多忙のため、ブログの更新が滞っているが、今回は、すばらしい映画の紹介をさせていただきたい。  高校のクラスメートである、映画監督の武重邦夫さん(今村昌平の愛弟子で、「楢山節考」などの助監督を務め、日本映画学校の設立にも関わった)が、製作総指揮をした記録映画「いのちの作法」が、 12月27日(土)から1月9日(金)まで、 名古屋駅西の映画館「シネマスコーレ」で、 朝1回上映(10時40分 . . . 本文を読む