映画の歴史が始まって100 年経つ。草創期には、欧米でも女性監督が男性と肩を並べて活躍した時代があったが、映画産業のスケールが巨大化するとともに、監督を始め、俳優を除く主だった職種から女性は排除され、男性の独占場として定着してしまった。
昨今の状況を見ると、わが国でも映画学校や映画学科などが増え、監督をめざす女性の進出がめざましい。卒業制作のコンペ受賞者数では、女性が男性を上回る年もあるよう . . . 本文を読む
・エメラルド・カウボーイ ★★★★
メモ / 男のロマン/実話ならではの迫力/コロンビアという国の実情/音楽のすばらしさ
エメラルド・カウボーイ
・バス174 ★★★★★
メモ/差別の構造/ 秀逸なドキュメンタリー/「シティ・オブ・ゴッド 」の背景の掘り下げ
バス174
・ 殴者 ★★★★
メモ/存在の光と影 /コミュニケーションのズレ/グラディエーター+近松 /スタイリッシュな映像
殴者
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いわゆる音楽スポ根ものとはひと味違う。シリアスなシーンも多いが、終局は9.11後の世界のあるべき姿を提示しているようにも感じられ、深い歓びが湧いてくる傑作だ。
歓びを歌にのせて
名声を手にしたスエーデンの世界的な指揮者&作曲家ダニエルは、身を削るような集中力と過密スケジュールが災いし、演奏会で倒れてしまう。彼は孤独のうちに引退して、7歳のときに離れた故郷の小さな村に引きこもるが、村人には故郷 . . . 本文を読む
(ネタバレ注意!)
大人のための毒気に満ちたメルヘン。資本主義にどっぷり浸かっている現代人を批判しているが、その底流には、不在の母に対する飢餓感がある。
チャーリーとチョコレート工場
ウォンカは、歯科医の父が彼の歯を守るためにチョコレートを燃やしたことに腹を立てて、少年時代に家出。長じてから一念発起してチョコレート工場のオーナーになった。
ところが、余りにも成功したため同業者のねたみを . . . 本文を読む