マダム・クニコの映画解体新書

コピーライターが、現代思想とフェミニズムの視点で分析する、ひと味違う映画評。ネタバレ注意!

ココ・シャネル/不在の父を求めて

2009-08-20 | 映画分析
ココは「恋多き女」といわれているが、少女時代に母を亡くし、頼るべき父にも棄てられて孤児になったため 、男性に父親的な存在を求めたのである。  その一方で、そうしたトラウマから、男性を心から信頼することが出来ず、結果的に棄てられる、ということを繰り返した。 goo 映画  老いたココを演じるのはシャーリー・マクレーン。彼女の回想シーンでは、2人の男性と恋に陥るが、2人ともココを裏切り、良家の女性 . . . 本文を読む