マダム・クニコの映画解体新書

コピーライターが、現代思想とフェミニズムの視点で分析する、ひと味違う映画評。ネタバレ注意!

燦々/生き切るためのヒント 

2013-12-21 | 映画分析
2013年、日本、外山文治 監督  高齢者が主人公の作品が目白押しである。本作は老いや死を背景にした、少しシリアスなラブコメディ。脚本・監督は高齢化社会をテーマにした短編部門で数々の賞に輝いた32歳の外山文治、長編デビュー作だ。吉行和子、山本学、宝田明らが熱演している。 私事になるが、より多くの同世代の考え方や行動が知りたいと思い、6年前、シニア対象の市民大学に2年間在籍した。そこで体験 . . . 本文を読む