絶対の愛/時間と整形の親密な関係 2007-05-20 | 映画分析 原題は「時間」。冒頭とラストで時を刻む音が聞こえる。時間は到着しては(生)、自らを抹消する(死)。線に例えれば、線を記しては消し、接木するように書くことによって次の線を約束する(再生)。だが、前に書いた線が完全に消えるのではない。痕跡が少しずつズレていくのだ。 整形も同じこと。新しい顔を造っては過去の顔を消してゆく。しかし、再生を目指しても、以前の痕跡を引きずったままだから、自己矛盾の狭間 . . . 本文を読む