マダム・クニコの映画解体新書

コピーライターが、現代思想とフェミニズムの視点で分析する、ひと味違う映画評。ネタバレ注意!

2005年度映画ベスト10

2006-01-06 | 2005年度映画ベスト10
2005年に劇場・ホール・試写室で鑑賞した136本の中で、 日本映画と外国映画それぞれベスト10を選んでみました。 [日本映画] ① 埋もれ木 最も好きな監督の一人、小栗康平の作品。”物語は痕跡の上に築かれ、イメージとして 生起する。つまり、物語のポイントは筋にあるのではなく、さまざまな要素の力の連携と拮抗の状態=構図にある”という物語の論理を映像化。絵や風景などが内包する「物語性」をもア . . . 本文を読む