三菱東京UFJフィナンシャルグループの2011年4月~12月までの決算が明日公表されるようだが、今日の朝刊には、「2011年度の純利益9000億円達成の見通し」と報じられていた。営業利益ではなく、純利益である。
もし事実だとすれば、大変な好決算である。
因みに三井住友は5000億円の純利益を予想している。
長引く円高や欧州の信用不安などで製造業は軒並み業績の下方修正を強いられている中、メガバンクが好決算とは、ちょっと納得が行かない。
納得が行かないもう一つの理由は、余りにも低い預金金利である。バブル崩壊以降、定期預金の金利は下がり続け、今や0.025~0.03%前後、100万円を一年預けて僅か250円にしかならない。
ピンク色のラインは定期預金の金利推移。バブル崩壊の寸前では6%だった。
政府・日銀によるゼロ金利政策の影響により必然的に預金金利も低くなってしまうことは理解しつつも、9000億円もの利益を計上できるようなら、もう少し預金者に還元してもいいのではと誰しも考えるのではないだろうか。
銀行だけに儲けさせるのはしゃくだから、預金を引き出して他で運用したいところだが、日本の国債も将来を考えると二の足を踏んでしまう。株で利益をあげられる個人投資家は1割ほどと聞くと、株も止めておこうという気になる。
「君子、危うきに近寄らず」 やはりここは、経済が徐々に回復してゼロ金利政策が終わり、預金金利が少しでも上がるのを待つしかないだろうか。
もし事実だとすれば、大変な好決算である。
因みに三井住友は5000億円の純利益を予想している。
長引く円高や欧州の信用不安などで製造業は軒並み業績の下方修正を強いられている中、メガバンクが好決算とは、ちょっと納得が行かない。
納得が行かないもう一つの理由は、余りにも低い預金金利である。バブル崩壊以降、定期預金の金利は下がり続け、今や0.025~0.03%前後、100万円を一年預けて僅か250円にしかならない。
ピンク色のラインは定期預金の金利推移。バブル崩壊の寸前では6%だった。
政府・日銀によるゼロ金利政策の影響により必然的に預金金利も低くなってしまうことは理解しつつも、9000億円もの利益を計上できるようなら、もう少し預金者に還元してもいいのではと誰しも考えるのではないだろうか。
銀行だけに儲けさせるのはしゃくだから、預金を引き出して他で運用したいところだが、日本の国債も将来を考えると二の足を踏んでしまう。株で利益をあげられる個人投資家は1割ほどと聞くと、株も止めておこうという気になる。
「君子、危うきに近寄らず」 やはりここは、経済が徐々に回復してゼロ金利政策が終わり、預金金利が少しでも上がるのを待つしかないだろうか。
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