熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

白馬大雪渓歩き

2014-06-04 10:36:14 | アウトドア
6月1日から2泊で白馬岳に出掛けて来ました。
1日目は自宅を出て登山口の猿倉荘まで。この日の夜は山荘駐車場で車中泊です。シーズン前と言うことで、駐車場には3、4台が止まっているだけ、ひっそり静まり返っていました。


翌朝は5時にスタート、1時間ほど歩くと大雪渓が始まります。
7月の本格シーズンなら白馬尻荘を過ぎた辺りまで雪渓は後退していますが、この時期は白馬尻荘の数百メーター手前まで残っており、白馬山荘まで延々と6時間ほどの雪渓歩きが続きます。

ここでアイゼンを装着したものの、軽アイゼンを持ってきてしまったことに後悔。
一応、10本爪ですが、軽さ優先の製品なので爪が小さく効きが今ひとつで、長丁場の雪渓歩きには役不足、特に急登下で苦労しました。
残雪期とは言え、この時期の白馬大雪渓を甘く見ていました。


白馬尻荘は解体されたまま、営業は7月中旬からのようです。なかなか小屋が姿を現さない訳です。


この日は快晴状態、最初は爽快な気分で雪渓歩きを楽しんでいたのですが、気温の上昇に伴い雪のシャーベット化が進み、上述の如くアイゼンの効きの悪さも相まって、後半かなり体力を消耗しました。




スキーを担いで登っている方も何名か見かけました。登り6時間、滑り降りて10分と言ったところでしょうか。ちょっと勿体無い気がします。


登山開始から7時間ほどで村営頂上宿舎に到着。
ここでテント泊の予定でしたが、小屋裏のテント場はアクセスもままならないほど大量の雪に覆われており、キャンプを断念。白馬山荘に泊まることにしました。キャンプ用具一式担ぎ上げたのに・・・。これも鍛錬だと割り切りました。
この日の宿泊客は7、8名だけ、一人一部屋でのんびり過ごすことが出来ました。毎回こうなら良いのですが。


白馬山荘から上、殆ど雪は残っていません。


翌朝、白馬岳山頂からの光景です。


通常なら白馬鑓温泉経由で下山するところですが、雪解け直後の登山道は見つけにくかったり、特に残雪箇所のトラバース時、道迷いのリスクが高いことから、今回は大雪渓を戻ることにしました。
上り7時間半に対して、下りは僅か3時間で猿倉荘に到着、無事、登山終了です。
この時期、殆ど草花を目にすることはありませんが、これから雪解けが進むにつれ、高山植物の開花が楽しみです。
   

猿倉荘から下って直ぐの所にある「おびなたの湯」で汗を流してから帰途に付きました。
シャンプーにドライヤーまであって、下山後さっぱりするにはお勧めです。料金600円也。


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