熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

ヨーロッパのキャンプ場事情

2015-08-02 08:59:11 | 海外自転車旅
今回の自転車旅では、ヨーロッパ滞在72泊の内、キャンプ場は60泊と大半を占めます。
行き当たりばったりの旅となると、宿の事前予約は困難。それに観光地ともなると、便利なところは満室で着いてからの宿探しは絶望的。その点、キャンプ場なら行けば必ず泊まれ、且つ言うまでもなく経済的とくれば、キャンプ場を利用しない手はありません。

利用したキャンプ場は、フランス、スイス、ドイツ、オランダの4カ国にまたがり合計36ヶ所。
どこも日本で言うオートキャンプ場で、規模は大きく設備も充実しており、数カ所を除き満足の行くレベルでした。

キャンピングカー専用サイト(ローレライのキャンプ場にて)
大半は、キャンピンカー用サイトと一般のテントサイトが区分けされていますが、中には一緒のところも。


広大な敷地のユトレヒト近郊のキャンプ場


備忘録を兼ね、概要をまとめてみました。

1.キャンプ場検索:
  イギリスのキャンプ場情報提供会社、ACSIの検索サイトを利用
  この検索サイトに名前が上がっていれば、ほぼ安心できます。
  http://www.eurocampings.co.uk/

  安心マークとも言える、ACSIによる調査済みを示すステッカー
 

2.キャンプ場の選択基準:
  上記検索サイトに掲載されている情報の内、特に以下項目をチェック

  ・Rating(7以上を目安)
  ・レビュー数と内容をチェック(投稿数が少ない=利用者が少ない、不人気)
  ・キャンパーピッチと呼ばれる一般のテントサイト数をチェック(少ない=隣と接近)
  ・WIFI設備の有無

  今回利用した全てのキャンプ場は芝生。但し、管理不十分なところでは、雑草が伸びていたり、芝が剥がれていたりするキャンプ場も。

比較的芝の管理が行き届いているベルンのキャンプ場
  

  小規模ながら、キャンプ場内に小川が流れる雰囲気の良いオルレアン近郊のキャンプ場
  

3.設備:
  サニタリー(トイレ、シャワー、洗面所、洗濯場、炊事場)は、一つの建物に集約、清潔さに関しては問題なし。
  因みに、トイレットペーパーを置いていないところが結構あり。また、石鹸、シャンプー、洗剤などは一切無し。

  明るく開放的で綺麗なサニタリー棟
  
  
4.料金:
  コイン式の洗濯・乾燥機を除き、フランスでは大半がシャワー、WIFIなど全ての利用料込み。ドイツではWIFI別料金のところが多いようです。
  料金は、フランス、ドイツ、オランダで10~15ユーロ。最高は、リヨンの22ユーロ
  物価高のスイスは、20~24ユーロ。何しろ、日本のコンビニで300円程度のサンドイッチが800円近くと驚きの物価高。

5.WIFI:
  一定規模以上のキャンプ場は、WIFI設備を有していますが、回線容量が小さくてなかなか繋がらないところや、つながる場所が管理棟の周囲だけといったところも結構ありました。
別料金の場合、1時間2ユーロから24時間5ユーロだったりとまちまち。

6.ベストシーズン:
  夏休みが始まる7月になると、家族連れが増えキャンプ場の静けさが失われ、特に人気の観光都市近郊のキャンプ場で交通機関のアクセスが良いところでは、バックパッカーの若者が多く、うるさくなります。
  5月一杯は未だ寒い時があるので、一ヶ月程度の予定なら6月がベストシーズンと言えそうです。

7.キャンプ場での食事:
  レストランが付属するキャンプ場は限られるので、基本はチェックイン後、近くのスーパーで買い出し。日曜はスーパーが休みなので、土曜に二日分を調達。

8.防犯面:
  盗難などの被害は全くありませんでしたが、あるキャンプ場では、外からの侵入者による自転車の盗難被害や、またあるキャンプ場では、サニタリー棟で充電中のスマホが盗まれる盗難が発生しており、テントを離れる際などは注意が必要です。特に、都市近郊のキャンプ場には、様々な人が訪れます。

  因みに、サニタリー棟には電源コンセントがあり、PCやカメラのバッテリー充電が可能。
  
キャンプ場で快適なアウトドアライフ・・・ヨーロッパにはこの目的に叶ったキャンプ場が至るところにあり、アウトドア派にとっては恵まれた環境だとつくづく感じました。

   

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