熟年男の歳時記

趣味のバイク、料理、DIYや旅行記を中心に日々の暮らしと感じた事など気ままに綴って行きます。

薪ストーブの炉台・炉壁をDIY(備忘録)

2019-12-13 21:27:14 | 八ケ岳西麓「チェルトの森」での暮らし
薪ストーブの炉台と炉壁が、一部作業が残っているものの一応完成したところで、記憶が鮮明な内に反省点などを含め備忘録。

<炉台>

サイズは、幅178cm、奥行き120cm、高さ67ミリ。

・構成:ケイカル板;12ミリ+12ミリ+6ミリ、合計30ミリ。その上に貼り付けモルタルを含めモルタル厚約27ミリ。仕上げ材;大理石板10ミリ。

・総重量:ケイカル板(比重0.8);約51キロ、モルタル(比重2.1);約121キロ、大理石(300ミリ角24枚);約58キロ、合計230キロ。少しモルタルを厚くし過ぎた感あり。
因みに、レンガを使用した場合は約300キロ前後

・熱抵抗値:
ケイカル板;0.0056 x 30 = 0.168㎡K/W、 モルタル;0.0007 x 27 = 0.0189㎡K/W、大理石;0.0005 x 10 = 0.005、合計0.1919㎡K/W
デファイアントの場合、メーカーが要求する熱抵抗値は0.187㎡K/W以上なので条件をクリア。

・注意点:
仕上げ材を張り付ける際、モルタル下地が水平に仕上がっているかどうかが重要。平行な長い定規等を使い水平面に仕上げる。
貼り付けモルタルは、セメントと珪砂を自分で調合するか、少し割高でも最初から調合されているタイル専用のセメントを使うのが賢明。

大理石を貼り付けるうえでの注意点は、ストーブの一脚当たりの荷重は50キロ以上となり、丁度その下に空洞があるとクラックが入る恐れがあるので、この空洞を作らないように貼り付ける。(素人にとってはこの作業が一番難しいところではありますが。)

ケイカル板は、モルタルの付きを良くするため吸水調整剤を塗布、更にメタルラスをタッカー止め。

<炉壁>

高さ120cm。

・構成:支柱(30x40ミリ角材(壁厚確保のため)+角スタッド40x45ミリ)に下地のケイカル板12ミリを2枚重ね+仕上げ材(石材パネル10~25ミリ厚)

・総重量:ケイカル板約58キロ、石材パネル;約130キロ、接着剤約15キロ、合計203キロ。
因みに、レンガを使用した場合は500キロ超。

・見かけ上の壁厚は80ミリ前後、ログ壁からケイカル板までの離隔距離は70ミリ(通常25ミリ以上を確保)

・石材パネルの重さが1枚当たり3.5キロとやや重いので、L型金具(1枚に付き2カ所)で支え接着剤で固定。ケイカル板にはメタルラスをタッカー止め。

・注意点:
支柱取り付けに際しては、熱気が壁裏にこもらないように通気口を確保。
ケイカル板は2枚は、ただ重ねただけでは弱いので接着剤で張り合わせるか、ビスで張り合わせる。今回は約200本のビスを等間隔で打って密着させました。

最後に費用ですが、仕上げ材の内、壁(石材パネル)4万円、床(大理石)3万円、下地(ケイカル板、モルタル)、接着剤など約3万円、合計10万円前後といったところ。他に、床下補強(鋼製束15本使用)で約1万円。

ホームセンターで良く見かける赤レンガで同じサイズの台・壁を作った場合、必要数を320個、単価を120円として接着モルタルを含め4万円前後。輸入レンガを使うと6万円前後といったところでしょうか。
ただし、レンガと10ミリ程度のモルタルでは、デファイアントの最低熱抵抗値の半分程度にしかならないので、ケイカル板を敷き、更にモルタルを厚くするなど追加作業が必要となり、費用はもう少し高くなると思われます。

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