大王古廟に着きましたが香港ではよく見られる古い道教の廟でした。うずまき線香が特徴的ですね。私はよく知らないのですが、客家人は道教を信仰している人が多いと聞きます。客家人の家にはあちこち赤や橙色の縦長の願が貼られています。道教の影響なのでしょうかね?
少し中に入ると私道のような道に繋がり、地元住民の視線をちょくちょく感じる住居エリアとなります。この南辺圍エリアはあまり有名な観光スポットではありませんので私のような一目でわかる観光客を珍しく思うのでしょう。あるいは客家人の昔からの習性で外から入ってくる人に対してやや警戒感を持っているのかもしれません。
元朗南辺圍大門の中は客家人特有の城壁村のような独特なアパート郡が所狭しと並んでいます。と書きましたが、今でこそ南辺圍には城壁がありません。昔はこのアパート郡の周囲にレンガ造りの城壁があったのでしょう。
最近世界遺産になった福建省の客家人村には円形の土楼(円形のものは円楼、正方形など四角形のものは方楼)と呼ばれる独特の集合住宅が存在していますが、この土楼は客家人全体の習俗ではなく、福建省の一部山間部の客家人だけに見られるものだそうです。この土楼や城壁は、外部からの襲撃を防ぐために作られたもので、広東省や香港では「圍」と呼ばれています。
最近世界遺産になった福建省の客家人村には円形の土楼(円形のものは円楼、正方形など四角形のものは方楼)と呼ばれる独特の集合住宅が存在していますが、この土楼は客家人全体の習俗ではなく、福建省の一部山間部の客家人だけに見られるものだそうです。この土楼や城壁は、外部からの襲撃を防ぐために作られたもので、広東省や香港では「圍」と呼ばれています。