正月に家族で壱岐に一泊の旅行をしました。目当てはおいしい玄界灘の海の幸と,神社めぐりです。
地名研究会では、地名の研究だけでなく、古代史や,神社などの話もでます。
地名研究会に入っていると、旅行がとても興味深く、楽しいものになります。
唐津からフェリーで一時間半で、壱岐の印通寺港に着き、
フェリーを降りて、昼食をとり、さっそく島内を車で走りだしました。
途中で立ち寄った、壱岐で一番大きな住吉神社の祭神は、住吉三神、「表筒男神」「中筒男」「底筒男」であり、
海水浴場になっている美しい筒城浜というのはそれと関係がありそうです。
壱岐対馬には,(北九州はどこでもですが)神功皇后をまつった神社がたくさんあります。
また、神功皇后伝説も,たくさん残っています。実在の人物ではないなどとも言われますが、
伝説の多さ、そのリアリティにとても架空の人物だとは思えません。
壱岐の住吉神社でも、神功皇后は,祭神として祭られています。
神功皇后は、住吉大神の神託により、身ごもったまま、三韓征伐にいき勝利を収めます。
皇后は帰ってくるまで子供(応神天皇)が生まれないようにと、おなかに石をくくりつけて、
出産を遅らせたそうです。
神功皇后ゆかりの聖母宮という神社もあります。
ここで主人はおみくじをひきましたが、いつものようにまた大吉!
この場所は、神功皇后が勝利を収めた,帰りに立ち寄られ
勝本と名付けられました。
私たちは,旅館に着くと,旅館の周りを散策に出かけました。
表へ出たとたんに、大きな黒い雲が空を覆って,雷鳴とともに、大粒の雨が降り出しました。
慌てて旅館に戻ると,すっかり雨はやみ、今度は美しい虹が・・・。
温泉の扉には,龍神と神功皇后の絵が描かれています。
この平山旅館の温泉は、神功皇后が,三韓征伐から帰って、出産をされた時、産湯につかったとの言い伝えがあるそうです。
神功皇后は,住吉大神の神託により,龍神から,潮の満ち引きを変える事のできるという
「干珠」 「満珠」の珠を借りて、勝利を収める事が出来たとも言われています。
どうやら私たちも、龍神さまの歓迎を受けたようです。
久留米地名研究会 1月例会 阿漕 古川会員のすばらしいお話が聞けます。
1月9日(土曜日) 14時より
久留米市役所2階
問い合わせ 080-3185-1518 大石
壱岐