ふーだお通信

2010年までは中国での生活日記。2010年以降は福島(中国語でfudaoと発音)での事。

ガスの切り替え日

2005-06-15 07:04:21 | Weblog
現在無錫市では今まで主に使われていた人口ガス(?)から天然ガスへの切り替えを順次進めているらしい。うちのマンションも先週土曜日が切り替え作業日にあたり、事前に「土曜日6:30から17:00までの間にガスの切り替え作業員がくるので、来るまで誰か家にいるように。その日は朝からガスを使わないように。」というようなお達しがあった。えーっ、お湯も沸かせないよ、なんて不便な!!
と思いながら迎えた土曜日。朝の7時にチャイムが鳴り、ガスの検針員来訪。私はちょうど着替えと洗顔が終わったところだった。ああ良かった。本当にこんなに早くから来たよ、でもほんとの切り替え作業はいったい何時?
7時半、家族起床。朝ごはんの準備をしていると、8時ごろ大家さん(中国語では’房東’)来訪。TELにて今日のガス交換作業について連絡していたのだが、なぜか小学校5年生の息子連れ。二人で家にあがるが、その後すぐに房東「自分は用事があるので息子を置いていく。作業員が来たら息子に携帯にTELするように言ってある。」と言い出す。おいおい、小学5年息子を一人置いていかれてもうちが困るよ、と、私は慌てて「来たら私がTELするから、息子さんを連れて行って。」と言ったが、房東は「没関系」と去っていった。
まだ朝ごはんもうちは済んでいないのに・・・。小学5年息子に「朝ご飯食べた?これから私達は食べるけど食べる?」と聞くと、「もう食べた。何もいらない。」と言う。とは言われてもそういう訳にはいかないので彼の前にも牛乳とホットサンドをいちおう置く。しかし彼は結局なにも食べなかった。
彼は「自分は英語が少しできるから英語で話そう。」と英語で話しかけてくるが、英語は私がわからないのよ~。まだ中国語の方がわかるのよ~。しかもあなたの英語はよくわからないのよ~。私が頑なに中国語で答えていたら、「じゃあ中国語で。」という事になった。

しかしながら、彼はたいしたものである。自分が小学校5年生で、たった一人で他人の、しかも外国人の家に置いていかれたら、たまったもんじゃないと思う。たいした度胸だ。それに英語で話してみよう、と話すところもすごい。彼の父親、この部屋の房東は本当に良い人で、私もダンナさんも、この部屋はちっとも良くないけど、房東が良い人だからここに住むか、と思っているくらい。たぶんこの子も、性格的に良い子なんだなあ、と思った。

うちの息子は大きなお兄ちゃんがいるので嬉しいらしく、それなりに中国語を使って一緒に遊んでいた。それからとりあえず何か流しておこうと、トトロを中国語音声にしてつけておく。トトロは初めて見るらしく、彼は時々集中して画面を見ていたようで、所々の笑い所でやっぱり笑っていた。そしてトトロが終わりきらない9時半頃、作業員が来訪。ガス台と温水器の部品を取り替える。その作業約1時間。その間、TELで呼び出された房東妻(小学5年息子の母)がやってきて、うちの娘を可愛がる。
10時半頃作業終了。今日は一日ガスが使えないと覚悟していた中で、午前中に作業が終了したのでとても嬉しい。天然ガスに変わったガス台の火は、心なしか火力が少し弱い。
「太麻煩nin了。」と房東妻にお礼を言うと、城中公園へ息子を遊びに連れて行ってくれるという。1時間位で連れて戻ってくると言ってくれ、息子も「お母さんが行かなくてもいい。ぼく行きたい。」というので送り出した。以前も一度、うちの息子と房東、房東息子と3人で錫恵公園に行った事があった。今回は第二弾。

1時間後、息子は城中公園で釣った金魚9匹を持って帰ってきた。房東息子は籠に入れたウサギ。そして本当に「再見」と房東親子は帰っていった。全く、いろいろと予想外の土曜日であった。
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