ふーだお通信

2010年までは中国での生活日記。2010年以降は福島(中国語でfudaoと発音)での事。

先生になる

2008-05-09 10:13:46 | お仕事(~2010年3月)
3月から中国人に日本語を教えている。
今、私は’新米日本語教師’なのである。

無錫で築いてきたご縁から私にお声がかかった訳なのだが、外国人に日本語を教える、という初めての経験に、(私にできるかなあ?)という気持ちと、(何でも経験だ!)という気持ちと半々、(とにかくやってみよう!!)と結局はあまり深く考え込まない自分のポリシーに沿って、まずは3月から6月までの初級者クラス会話部分を担当する事になった。

私の初めての教え子達になるこのクラス、約20人の生徒のうち、無錫の日系企業から派遣されて通学している生徒もいれば、今後の職探しに役立てようと来ている生徒もいる。
午前は中国人の先生が文法をしっかり教えてくれるので、午後の部を受け持つ私は、とにかく生徒に日本語をしっかり聞かせて話させる、というのが大切なのかな、と自分で勝手に解釈している。

学校が始まり、最近はやっと授業のペースもつかめてきて、いろいろと反省する点はたくさんあるのだが、
「やってるうちにだんだんおもしろくなってきますよ。」
という、私を誘い込んだ先生の言葉をなんとなく実感し始めている。

そして今まであまり接する事のなかった中国の若者ウォッチングがおもしろい。

クラスの中で、殆どが20代の男女なのだが、会社から派遣されている3人が30代の男性。
最初見たとき
「うわっ、おっさん!」
と思った彼ら、しかし全員自分より年下だと判明して衝撃を受けた。

最近の中国の若者、女の子はかなりオシャレになり、原色好きというのもあってかなり華やか。対して20代の男の子、こちらはかなり個人差があるが、クラスの何人かの男の子は髪型もメガネも靴も洋服も結構凝っていて、聞くと洗顔もちゃんと洗顔フォームを使って洗います、という。
しかし30代になると、服は黒か茶色、靴はいつでも革靴、若者はたいてい知っている「浜崎歩」も「PS3」も’???’の世界。彼らと話していると、「あなた達は本当に私より年下なんですか?」と聞きたくなる。

この学校の生徒は他と比べて真面目、という評判通り、熱心に授業を受ける生徒達。日本語を勉強する動機は様々なようだが、さてさて、この学期が終了する頃には生徒達も私も、どこまで成長しているやら。自分でも楽しみだ。

コメント (2)
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