古川一義 『失われた時を求めて』への招待 岩波新書 2021-12-10 14:54:20 | エッセイ 古川氏は、1948年生まれ、パリのソルボンヌ大学博士号を得て、現在、京都大学名誉教授、岩波文庫版の『失われた時を求めて』の翻訳者とのことである。 プルーストの長編『失われた時を求めて』、私が読んだのは、鈴木道彦訳の集英社版である。全十三巻本の十三巻目の発行が、2001年で、直後に読んだわけではなかったはずだが、いずれ震災前ではある。もちろん、ブログに本の紹介を始める前、モンテーニュのエセー(宮下 . . . 本文を読む