ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

津波の後に

2011-08-28 21:34:12 | エッセイ
 ほぼ半年が過ぎようとしている。  ここから眺める風景は、あたかも何もなかったかのようだ。川の中の住宅の残骸は片付けられた。夜には、明るく照らされたコンビニや車のディーラーやショッピングセンターの看板も見える。  しかし、ここからは見えない港の周辺は何もない。コンクリートの土台だけが延々と広がっている。  津波は襲いかかって、とりあえずは去った。  しかし、原発事故は未だ終息していない。大きな問 . . . 本文を読む