538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

ピストルオペラ

2009-03-13 23:44:19 | 邦画
ご存じ鈴木清順監督作品
ご自身の日活馘首の要因となった「殺しの烙印」のリメーク
なのかエヴォルーションなのか

「殺しの烙印」よりはストリー的には展開がわかりやすい

というか、主人公を女性にしてるので
スムースに感情移入ができにくい部分
映画を客観的に見られていたので
わかりやすかったのかしら

DVDの発売元なのかしら
パラマウントのロゴだったのがちょとびっくり

外資が邦画を買い付けするのは
WBが黒沢明の「夢」が最初だったような気がしますが
ちがっていたらごめんね!!

江角さんの感情のはいらぬセリフが
この映画を生かしていたようですね
変に感情がはいると
所詮夢物語でしかない殺し屋のお話が

現実世界と交錯しちゃうんですよね
そういう意味でも清順監督の
ポップな極彩色な映像も現実から乖離できてる。

金銭的や人為的な制約なしで
とらせると結構な作品をものしてくれるのが証明されましたね。

それにしても、何年前の作品・・・?
現在じゃ子供のヌードは撮影できないですよね
たとえ芸術だとかの大義名分をふりかざしても・・・

間諜

2009-03-07 14:19:31 | 邦画
1964年の映画ですか
TVにお客さんが食われ、日本映画も右肩下がり
かつ、ヒット作品というか集客可能なシリーズを模索
していた時代ですよね

東映さんもお家芸の時代劇であの舞のようなチャンバラが飽きられて
集団時代劇への萌芽前ですよねぇ

新国劇からあの緒形拳さんを迎えて
モノクロな画面がストリーをしめてますねぇ

三島雅夫さんは地毛でしたのでしょうか
もみあげも不通みたいにしていたのと
地頭生かした月代みたいだったのですが

松方さんが肩をもむシーンでそんな風に見えましたけど

スタジオシステムでずーっと時代劇を制作してきてる
東映京都ですので
お城のシーンもしっかり重厚にみせてる

阿波の鳴門の阿波踊りのモブシーンでも
群衆の数が半端なく集められているし
やっぱスタジオシステム製作の強みですよね

寄せ集めのエキストラに阿波踊りさせるのも
むつかしいだろうし
あれだけ水に人々を落とすとなると
エキストラだといろいろ悶着や文句でてくるだろうけど
大部屋さんたちなら
ほとんだ黙って演技するだろうし

火薬工場のセットだって
寄せ集めのスタッフじゃあれだけのセットはくめないだろ
かつ警備の兵士もあつめらんだろうな
夜間撮影も相当時間食ったと思えるし

御庭番としないで
タイトルを「間諜」にし
音楽を現代サスペンス劇風なアレンジにしたのは

時代を反映してたのかしらね
ちょうど「007」の1作目が公開されあてたころだし

野川由美子さんが若い若い


エイリアンVS.プレデター

2009-03-06 23:59:22 | 洋画
宇宙をわがものにしている最強モンスター
というか二大スターが1本の映画に集結!!

もう娯楽映画の王道ですよね
日本だって、ゴジラとモスラを共演させたってますものね

「エイリアン」が4作
「プレデター」は2作でしたっけ

どんどん2大モンスターは映画とともに進化してってるような
ただ、「エイリアン」は宇宙で活躍していたのに対して
「プレデター」は地球にその活躍?の足跡をのこしてます。

どちらさんも1では1匹だたんが
2以降は複数ご出演だった気がする

「エイラン」はエイリアンと言われながらも
地球には降りてきてないのに
プレデターの成人というか勇者への通過のための儀式に
ひそかに南極の地下で眠っていたんですね

出演者はもちろん2大モンスターなのですが
人間では「エイリアン2」のランス・ヘンリクセン以外は
ほとんど知らない人たちでしたが

主演の黒人女性は強い主人公でしたね

ランス・ヘンリクセンがもうちょっと
精神的に変な役柄かとおもっていたのに
まともだったのにはちょと拍子ぬけでしたが

娯楽の主体はモンスター対決なので
人間のドラマ部分が希薄なのは
それはそれでいいんですが・・・

SFX技術の進化でこういう映画が生まれてくるのは
いいのですが
やっぱ着ぐるみ特撮が懐かしい世代でもあるわけで

シュワちゃんの「プレデター」で
ジャン・クロード・ヴァンダムがプレデターの着ぐるみ
だったのをこの映画みていて思い出した。

で、ラストは次作を訪仏させるエンドでしたねぇ

くノ一忍法伝 天使と悪魔 ~女淫哀涙抄~

2009-03-05 01:18:37 | OV
アメリカさんの10本セットのDVD BOXを購入しちゃったので
見たら書きますよこのシリーズ
チープなんですけどね。

女性監督さんなのでしょうか?
竹内美年子さん
脚本も書かれてるようですね

主役のというか3人の女優さんの筆頭にクレジットされてるのに
柘植美奈子という女優さんを脱がさなかったりするんですね

ただこの人どういういきさつかは不明ながら
食うや食わずでさまよってる設定で
顔や手は泥で汚してるにもかかわらず
素足で歩いてるショットでは足がものの見事にきれいでいたのには
笑えた

今回は露店でしるこを商売いてる方が町人髷の
かつらをきちんと羽二重の上に載せてましたが・・・

くノ一の忍法の一つがタイトルについてる「哀涙」に
かかわっているのですね
この忍法にはきちんとCGも使ったりしてる。

で、もう一つの忍法はおもしろかったですね
口をキスで奪ってしまうので
しゃべれなくなるのですが・・・

そのかわり口をとられた男性の下の息子さんが
なんでもよくしゃべっちゃう

フエイクというか、勃起状態の大人の玩具を
下帯でかくして撮影されてるのですが

性器がしゃべるといったら
フランスのハードコアポルノ「プッシートーク」
性器にマイクを向けると性遍歴をとうとうと喋るというのがありましたが
もろパクリですよね
性別こそ違えどもこのOVは・・・

チープではありますがこういうお遊び感覚な映画は好きです。

ステルス

2009-03-04 23:54:36 | 洋画
最近はまってることというと
洋画のDVDを日本語吹き替え音声で見ること

字幕が好きだったのですが
日本語音声で見ると
また違った芝居と演出で見られるというのを発見して

もう1回別な楽しみが味わえるんです。
たまに字幕のこして
それと比べながら見るのも面白い

字幕の字数制限で
どんだけ翻訳の方が苦労されてるかがよーくわかる

CGの発達が映画に与える良い部分と
悪い部分があるのも事実ですが
こういう戦闘機ものだとCGも迫力となりますよね

ドラマ本来のもつ部分も壊してなかったし・・・

ステルス戦闘機が日本に配備されていたり
いなかったりですが
レーダーにひっかからない
理屈がよくわからないのですけど

映画はさらにそのステルスが人工知能を有し
無人で飛行し
有人ステルスと編隊を組んでミッションにあたるという

近未来なのか
現実なのか
そこいらは不明ではありますが
おそらくはここ数年でそうなるかもしれませんね

しかし戦闘機のハイテク化がここまで進んでるとは
PCがいじれるだけで得意になってるようじゃ
世の中においてけぼりをくらいそうではありますね。

しかし、アメリカはアジア極東の敵は
相変わらずの北朝鮮ですか
あんなに国境付近で戦闘おこしたら
国際的に大騒ぎになりますよね

それにしても相変わらずアメリカ映画は
最後は特攻という結末なんですね(汗

相棒 劇場版

2009-03-03 23:54:50 | 邦画
TVドラマというか、TV映画というのはあんまり見ないのですが
「相棒」はたまに見たりしてるもので
人物関係とか、一応把握はしてますが

ちょと登場人物が多すぎるような
杉下右京さんの人気にあやかった劇場版
ということで、テレ朝も力がはいったのでしょうかね

TVシリーズでもそうですが
ポリティカルな時事問題を背景にした刑事サスペンス
レギュラーのシリーズのほうが政治色が濃いようですね

映画おいうことでTVでは扱えない内容にしてくれると
よかったのですが
万人にこよなく愛される方向を選んだのですね

人物の多さと
スケールの大きさにおいては
TVではできないことを表現してますが

ただ、それだけといった感じは否めませんが
ホンはしっかり書かれていたようです

ただ、2時間の尺に希釈したような気もしませんでしたが
西村雅彦さんあたりの新聞記者の造詣が安直すぎてるような

東京マラソンで飛行機飛ばすのは見世物として
はいいかもしれませんが
もうすこし違う方向でお金つかえなかったのでしょうか

チェスがわかる人には面白いシノップスだったのかも
知れませんが・・・
わからなくても、まストーリー的によくできてると
思えるつくりになってるんですが

犯人を示唆する何気ない伏線もちゃんと丁寧に描いてるのに
犯人とのチェスとの接点を示す伏線は皆無という
あらっぽさもあったりしてましたが

それなりに見ていて飽きない映画ではありました。

女番長(スケバン) 玉突き遊び

2009-03-02 01:09:53 | 邦画
女番長(スケバン)シリーズの最終作品
なのに、なぜか池玲子さんも杉本美樹さんも出てこない
今までといっても2,3作このような作品の脇を固めていた
叶優子さんが一本立ちの初主演!!

スケバン最終回にしては役不足じゃなく力不足な・・・
池・杉本ご両人と東映製作サイドとなんかあたのでしょうね
きっと(笑

でも、衣麻遼子さんがあいかわらずの敵役で
映画を締めてくれてるのが救いかしら

併映作品との関係なのかしらね
おっぱいは御開帳なのに成人指定は受けていないのね
今気づいた
って遅いですが・・・

早乙女リエの相手が成瀬正孝で
ミナミのなんぱ橋にわけありみたいに出てきて
産婦人科で妊娠
ここいらでヤクザと金にくるしめられるシノップス
なんて思ったら
あっさりカタギだったとは
成瀬さん普通に演じてもチンピラにしか見えないですよ

菅貫太郎さんが珍しく現代劇にでて悪役を・・・
そのあおりなのか
金子信雄さんに生彩がなかったですけど
その金子さんに従う部長さんに
名和宏さん
あいかわらずのお楽しみ演技で・・・

中途半端なのが白石譲さん
渡瀬さんみたいなはじけ感がたりなかったですね
二枚目面がちょっと禍したのかも・・・

叶さんそんなに悪くはなかったようですけど
こんだけ役者と迫力を欠くと
やっぱ消えるべくして消えていくしかなかったのでしょうか
スケバンシリーズも

TANNKA 短歌

2009-03-01 21:17:06 | 邦画
どうも最近の映画というか、邦画はなんか希薄な感じが否めないのですが
これは、映画自体に毒というか
映画しか表現しえないことを
表現してやろうという気迫と生きがいが
今の映画製作者にかけてるのかしら

と言ったらおこられるかもしれませんが
○○製作委員会
という映画制作にも問題があるのかしらねぇ
ま、映画会社が映画を製作しないで
配給だけで会社組織を温存してるのも原因かしらね


ということで、
現代歌人の俵万智さんの原作を
黒谷友香さん主演
阿木耀子さん監督という完全女性映画

アラサーの女の子
(30過ぎだと女の子とは言わないかもね)
の日常をさらっと

さらっと
と言っても三角関係なんですね

シチュエーションで詠われる短歌は
原作者のものでしょうか
ふといいな
と感じるのもあれば、
古典造詣の深さと、短歌に使うカタカナ文字との違和感が

心揺れる現代女性の心理を見事に
表現してるんでびっくりしたのも事実

ラスト若い男性が朝日の坂で両手挙げるシーンは
映画的にいいシーンだとおもいますが

アラフォーの原作を
アラサー主演で
アラ還の監督が映画にした

といったある意味空気みたいな映画で
黒谷さんのハダカが売りになてるようですが
毒にも薬にもなんない映画でした。