538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

間諜

2009-03-07 14:19:31 | 邦画
1964年の映画ですか
TVにお客さんが食われ、日本映画も右肩下がり
かつ、ヒット作品というか集客可能なシリーズを模索
していた時代ですよね

東映さんもお家芸の時代劇であの舞のようなチャンバラが飽きられて
集団時代劇への萌芽前ですよねぇ

新国劇からあの緒形拳さんを迎えて
モノクロな画面がストリーをしめてますねぇ

三島雅夫さんは地毛でしたのでしょうか
もみあげも不通みたいにしていたのと
地頭生かした月代みたいだったのですが

松方さんが肩をもむシーンでそんな風に見えましたけど

スタジオシステムでずーっと時代劇を制作してきてる
東映京都ですので
お城のシーンもしっかり重厚にみせてる

阿波の鳴門の阿波踊りのモブシーンでも
群衆の数が半端なく集められているし
やっぱスタジオシステム製作の強みですよね

寄せ集めのエキストラに阿波踊りさせるのも
むつかしいだろうし
あれだけ水に人々を落とすとなると
エキストラだといろいろ悶着や文句でてくるだろうけど
大部屋さんたちなら
ほとんだ黙って演技するだろうし

火薬工場のセットだって
寄せ集めのスタッフじゃあれだけのセットはくめないだろ
かつ警備の兵士もあつめらんだろうな
夜間撮影も相当時間食ったと思えるし

御庭番としないで
タイトルを「間諜」にし
音楽を現代サスペンス劇風なアレンジにしたのは

時代を反映してたのかしらね
ちょうど「007」の1作目が公開されあてたころだし

野川由美子さんが若い若い