538ねん。

プログラムピクチャーとごみ映画を懐かしく語りたいなと・・・

TANNKA 短歌

2009-03-01 21:17:06 | 邦画
どうも最近の映画というか、邦画はなんか希薄な感じが否めないのですが
これは、映画自体に毒というか
映画しか表現しえないことを
表現してやろうという気迫と生きがいが
今の映画製作者にかけてるのかしら

と言ったらおこられるかもしれませんが
○○製作委員会
という映画制作にも問題があるのかしらねぇ
ま、映画会社が映画を製作しないで
配給だけで会社組織を温存してるのも原因かしらね


ということで、
現代歌人の俵万智さんの原作を
黒谷友香さん主演
阿木耀子さん監督という完全女性映画

アラサーの女の子
(30過ぎだと女の子とは言わないかもね)
の日常をさらっと

さらっと
と言っても三角関係なんですね

シチュエーションで詠われる短歌は
原作者のものでしょうか
ふといいな
と感じるのもあれば、
古典造詣の深さと、短歌に使うカタカナ文字との違和感が

心揺れる現代女性の心理を見事に
表現してるんでびっくりしたのも事実

ラスト若い男性が朝日の坂で両手挙げるシーンは
映画的にいいシーンだとおもいますが

アラフォーの原作を
アラサー主演で
アラ還の監督が映画にした

といったある意味空気みたいな映画で
黒谷さんのハダカが売りになてるようですが
毒にも薬にもなんない映画でした。