みかんの部屋

自分の趣味(映画・漫画など)に関しての雑記ブログです。

「凍てつく分身」観ました。

2015-08-29 16:00:00 | 洋画
2014年:独。 監督:マキシミリアン・アーレンヴァイン。 WOWOWからの録画。

なかなか面白い映画でした。
最近、他人には見えない幻影に付きまとわれて悩む人物エリックが主人公。
しかし設定・説明は充分になされるので、”話が判りにくい”とかはないです。

 
恋人と過ごす穏やかな夜。             幻影に悩み、医者に相談するが....。

常に他人からの監視の目を感じるエリック。
恋人と共に穏やかに夜を過ごしているような時でさえ遠くからジッとこちらを
見ている人物に気づく。直ぐに確認に走っても、そこには誰もいない。
そのうち、幻影はだんだんと近い位置に寄ってくる。
医者に相談しているときも真中に立って勝手なことを喋りまくる。

 
医者は精神科の受診を勧めるが。           紹介された個人経営の悩みごと相談所。

エリックは”これは友人のケースだが”と前置きするが医者も気づいているようだ。
結論として精神科の受診を勧められる。まあ当然の話だが。
躊躇しているエリックを見て、医者が「あくまで個人的な知り合いだが」と前置いて
個人経営の悩みごと相談所を紹介される。

 
幻想はますます激しさを増してきた。        これからの自分を想像して不安になるエリック。

だが彼の精神状態は改善せず、それどころかますます激しさを増してくる。
あるときなど幻影の男が炎の中で恋人ユリアを犯す夢を見る。
このままの状態が続けば結末はどうなるのかと不安になるエリック。
しかし彼自身も気づいていない、内面深くに封印されたある記憶が覚醒すべく
機会を窺っていた....。

外国での複数の映画祭などで評判が良かった作品とのことです。
確かに自分の目で見ても、手堅い作りの佳い映画だと思いました。

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