金子先生が、
2019.1.5
過去記事(2018.1.5)をご自身で再シェアされものです。
この記事は【地球のエネルギー②】に関わるので、上げさせて頂きます。
金子先生には、お元気な時にこの記事の転載許可を頂きました、
ありがとうございます。
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2019.1.5
シェアさせていただきます。
1年前に書いたことですが、とても大切なことです。
<日本、天皇、日本神話の原点>
詳しくは、脳気功マガジンに説明しているが、西暦600年から700年が日本にとっていかに重要だったかを多くの人が理解していない。
日本が、いわゆるその国体を方向付けしたのがその時期である。日本が中央集権国家に向かった時期も、歴史の編纂が始まった時期も、伊勢神宮が出来た時期も、天照大神を主神とした時期もこの時期に集中する。
多くの人が「日本」として認識しているものは、この時期に出来たものであり、これを理解しないで日本を語ることは出来ない。
その少し前、日本は激動の時代を経験している。大化の改新、白村江の戦い、そして壬申の乱、これらを100年立たない間に経験している。
その結果生まれたのが、現在の日本だ。天皇という呼称も、日本という呼称も、この時期が出発点である。
歴史を整理し直してやっと理解出来たのだが、中国大陸、唐の動きを理解することなしに、この日本の政変は理解出来ない。
そして流れを整理した結論として、日本は白村江の戦いの結果、国は残ったが唐の影響下に入ったのだ。そう理解出来ると、日本のその後の流れが良く理解出来る。
ちょうど第二次世界大戦の敗北後、日本は植民地にはならなかったが、進駐軍が来たように、当時の唐からも進駐軍が来たのだ。それが天智天皇と呼ばれた存在である。
第二次世界大戦後の日本で国体が再整備されたように、日本も白村江の戦いで、再整備された。法律が作られ、歴史が作られ、都が作られた。
これらは、唐の進駐軍の影響を考えないと理解出来ない。
それまで天照大神という存在は日本の主祭神では無かった。現在の歴史家たちも、持統天皇が権力を自分の孫に譲るために、天照大神を作ったとか、男性だったのを女性にしたとか、言い始めているが、それよりも根本である天孫降臨の話自身が、唐から来たグループが自分たちの権威付けのために作った神話かもしれない。
持統天皇という呼称は「血統とか正統な権威を持っている」という名称だとすれば、唐からの進駐軍が作った神話だという説も、空想とか妄想の類ではないという気がしてくる。
この説がもし正しければ、日本人が神道と呼んでいるものの根本が覆る。大戦後、日本が米国に押し付けられ憲法どころの話ではない。日本の神話自体、天照大神という最高神の話が巨大な虚構になってしまうのである。
最近、日本の国体とかいう本もベストセラーになっていて、日本の再認識がブームになりつつあるが、誤った理解の上の国体を議論しても意味がない。
私は歴史学者ではなく、文献を細かくあたった訳ではなく、大きな流れを見ての結論であるが、こういうことを多くの人に知ってほしい。
直感的には、2020年までには必要な人がこれを理解することが重要だと思っている。