一期一会

日々是好日な身辺雑記

リーマンショック級? ?

2016年05月27日 | 雑記

昨日は午前中ジョギングとテニスをしていたので、昼食後はソファーに横たわりながら、
株価をチェックしたり本を読んでいたら、iPhoneの着信音が鳴り、日経速報で
短く(首相、リーマン級危機を警戒)とあった。
えっ、G7でそこまで言ったの!と思い、これで消費税再延期は決定だなぁとも思った。

どう考えても現在の状況がリーマンショック級でも、そのリスクがあるとも思えない。
そもそもリーマンショックはサブプライムローンが不動産バブルの崩壊と共に焦げ付き、
そのサブプライムローンを組み込み、複雑に証券化した金融商品で、
欧米の金融機関にリスクが拡大したという金融危機から起きたので、問題の規模も性質も違う。
ニュースで見ると安倍総理が各種データを使い、リーマンショック級のリスクと
その回避に財政出動の必要性を訴えたらしい。

その安倍総理のプレゼンに各国首脳はどんな反応だったのだろうと思い、
5時に配達される日経新聞を読んでみたが、無難にまとめられていた。
毎朝、日経新聞を読んだ後に5:30からのBSジャパン(早起き日経+FT) 、
5:45からの(モーニングサテライト)、6:40からの(モーニングプラス)と7:30まで見る。
いづれも経済情報番組で、FTは日経新聞が買収した(ファイナンシャルタイムズ)だ。

(早起き日経+FT)はニューヨークのFTのオフィスから記者がその日のトピックスに、
解説コメントするのだが、今朝はFTのニューヨーク支局長が安倍総理のプレゼンに
対する各国首脳の反応について、苦笑いしながら(リーマンショックの話には目を
白黒させながらも、安倍総理に恥をかかせないようにしたのだろう)とコメントした。
(モーニングプラス)では財政出動に関して同じFTの東京支局長が(ドイツやイギリスは
同調しないだろうし、選挙という日本の国内事情からだろうと見透かしている)と
コメントしていた。
日経電子版には来日中のIMFのラガルド専務理事が、安倍総理が記者会見で世界経済に
リーマンショックのような危機の予兆があるという主張に対し、
「我々は危機の中にいるわけではないが、リーマンショックのレガシー(遺産)は
引きずっている」と述べた上で「世界経済は08年のような危機にはない」との認識を
示したという記事が載っていた。

これが安倍総理の言う(リーマンショック級のリスク)に対する一般的な受け止め方だろう。

どうも安倍総理の最近の言動は、自身の(リーマンショックや大震災級事態にならない限り
予定通り引き上げる)という発言に縛られ、その辻褄合わせをしているとしか見えない。
安倍総理は改憲論者として知られるが、これほど参院選挙ウケにこだわるのは、
憲法改正発議に必要な3分の2超の議席獲得を狙っているからだろう。

それであれば参院選挙の争点として正々堂々と憲法改正の議論をしてほしいものだ。
5/1の日経新聞(日曜に考える)では一面を使い 、自民党の改憲草案と現行憲法の条文を
対比した興味深い記事を載せていた。自民改憲草案は一条で(天皇は日本の元首であり)と謳い、
第9章緊急事態というのを新設し、内閣総理大臣が緊急事態を宣言すると、
国民は国の指示に従う義務が生じ、衆院の解散を禁じ、国会議員の任期延長も認めるという、
極めて立憲主義に反する内容にになっている。インターネット上でその全文が見れる。

自民党の一部には憲法改正を参院選挙で取り上げるのは議席減になると、
反対の声があるらしいが、選良とは思えぬ姑息な考えだ。
16年前に(日本は天皇中心の神の国)と発言し問題になった阿保な総理がいた。
その後も選挙の時に(無党派は寝ていてくれれば)との阿呆ぶり連発だった。
最近も東京オリンピックの国立競技場の問題等での発言も相変わらずだ。
まぁ、この人の場合はお笑い芸人かと思って受け流すことが出来た。

最近の舛添スキャダルの中身のセコさと、鉄面皮な答弁ぶりも、
馬鹿馬鹿しいパロディのようなものだ。

こんな時は笑うしかない。中川家の次は友近のコントだろう。
今月は外でもYouTubeを見て(聴いて)いたので、5GBをオーバーしiPhoneが
低速モードになった。

まぁ、今の状況ではYouTubeでの音楽と笑いは欠かせないので仕方がない。



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