江津湖、今も江津湖は熊本市民の憩いのオアシスである。然し湖水の周辺まで住宅が立ち並び、湖面には水草が繁茂し水面が見えない状態である。江津湖公園として熊本市により整備されてから既に三十余年になるか、其の時大学・高校の艇庫の整備も行なわれた。しかしその後湖底にはヘドロが堆積し、湖の水量は減少し水深は浅くなりボートの練習にも差支えると言う事である。江津湖の「光と影」は熊本の自然破壊の様子を取り上げた問題作で,在職中学生担当職員として、熊大のサークルボート部の艇庫の建設に携わったのは丁度江津湖が江津湖公園として整備された時であった
放送では熊本の自然環境の破壊、都市化、を主体とし、其の上湧き水の減少等に焦点を当て、外来生物の繁茂等々を取り上げていた。俺の在職時代いまから約40年位昔になるだろうか? 学生の運動部サークルボート部の世話をしていたとき既に、その時藻が水中に大量にありオールに巻き付きどうにもならないと嘆くボートを漕ぐ学生の姿が思い出され懐かしくもあった。如何にすれば昔の江津湖の姿を取り戻せるか我々身近な地域住民中心に問題を提起していた。当時から既に江津湖の汚染は進行していたのである。江津湖の浄化は行政を中心として市民全員で環境について守って行かねばならないと改めて感じた。
写真2枚は上江津湖の様子