上海に来て初めてホテルでの朝食です。
パンのとても美味しかったこと! 後は野菜と、お粥です。
最後の日なので、旅行荷物を全部持って行かなければなりません。
夫のリュックに私の化粧品などを入れてもらうと、かなりの重さになりました。
「これを担いで会場を歩いて回るのは大変ね! どこかに預ける所がなかったかしら!?」
しかし、日本では何処にでもある、「一時荷物預かり所」は何処でも見かけたことがありません
荷物預かり書と入場券
所が、本当に思わぬ方法で助けがあったのです。
夫の荷物に私の化粧水が入っていたおかげで、荷物検査で「荷物を会場に持ち込んではならぬ!」と、指定の場所に荷物を預けるように言われました。
願ったりかなったりの話です。 その上、無料なのですよ!
心も軽く、身も軽くなったところで、荷物を預けた場所の近くにあった面白いオブジェをパチリ!
その上、列に並ぼうとすると、「お前たちはこっち!」と、高齢者専用?の列に並ばされました。
お蔭で楽に入場ができましたよ!
並んだ行列に変な落し物?がありました。
よく見ると、サトウキビをかじって吐き出したものだったのですよ。
中国人はまだまだ素朴ですね!
今日の1番はMさんお勧めの「日本産業館」です。
Mさんの話では、入館者には「赤富士」がプリントされた、袋をもらえるのだとか。
開門と同時に、万博会場専用の地下鉄駅を探します。
「日本産業館」は川を挟んだ向こう岸のDゾーンにあるのです。
「行きは地下鉄で、帰りは船で・・・」と言う作戦です。
「日本産業館」は、思いがけず大人気で長い列ができています。
聞けば2時間待ちだとか、長く待たないでよい短い見学コースを選び入場しました。
それでも、Mさんが「私は日本人の感性のすばらしさに圧倒されました。日本人ってすばらしい!としみじみと感じました」と言われていただけあって、私も日本人である誇りを感じることができました。
一通り見学して表にでましたが、行列はまだ続いていました。
思わず、「有難う!ゆっくり日本の産業を堪能して来て下さいね」と思ったものです。
中国のおばさんよろしく、お目当ての袋も手に入れました。
中にはパンフレットの他に、大塚製薬の“SOYJOY”とユニチャームの”キーホルダー”、横浜を宣伝した“定規”が入っていました。
近くに日本食のコーナーがありました。
大阪名物の“たこ焼き”です。 40元也!
久しぶりで食べる、「真的たこ焼き」の美味しかったこと!
帰りに乗った船です。 がら空きでした。
【アメリカ館】
アメリカ館の展示テーマは“2030年を祝う”です。
アメリカ人民の文化の伝統と民族の精神を展示しています。
入館すると、オバマ大統領やヒラリークリントンの「ようこそ、アメリカ館へ・・・」とご挨拶がありました(もちろん映像)
私が一番好きだったのは、「一人の女の子が荒れ果てたビルの片隅を素晴らしい花園にしようと、一人で花を植えていく・・・なかなか上手くことは運ばないけれども、一人づつ協力者が増えていき、最後は妨害していた若者までもが協力して小さな素敵な公園が出来る」と言うストーリーを映像化したものでした。
1度では良いことは成し得ないけれど、こつこつと続けていけば最後には成功に至るのだと再確認できました。
特に環境問題はそうですね!
【カナダ館】
写真からはわかりにくいですが、カナダ館は中央広場を囲むように3棟の建築群から構成されています。
中央広場では、「モントリオールサーカス団」によるイベントも行われたそうです。
【トルコ館】
トルコの東西文化融合の歴史が紹介されて、非常に興味深い。
トルコ館は中国人の友人Cさんのお勧めで入ってみました。
列はなくすんなり入れましたが、歴史好きの夫はとても興味深げに眺めていました。
トルコ館を見終えて外に出る前にお土産ショップがあります。
その一角に長蛇の列が、これはトルコのアイスクリーム屋の列でした。
1つ20元(約260円)とけっしてお安くはないのですが、結構みんな買って美味しそうに食べていましたよ。
私も是非味わってみたかたのですが、「アイスクリームごときに、何10分も並べない!」と言う、夫の気を感じて諦めました。
【ドイツ館】
テーマは「調和のとれた都市」です
中国紙・中国青年報は、上海万博のドイツ館と中国館を比較し、「創造力の違いは歴然だ」と論じた。ドイツ館の創造力の素晴らしさについて、どこかのパビリオンのように(中国館?)巨大スクリーンや文化財などで安易に来場者の気を引こうとしていない、パビリオン全体がロマンチックで神秘的な空間になっていると絶賛。
1時間半以上は並んだでしょうか、噂通りとても面白い(きちんと説明できなくてごめんなさい)内容でした。
一番面白かったのは最後のイベントで、この大きな球が、拍手や掛け声で揺れ始め、光が変って行くのです。
観客も一体になったとても興味深い楽しいものでした。
ドイツ館を出た時は4時近くになっていました。
18:35発の飛行機ですが、飛行場まで1時間くらいかかるとのことで、これで引き上げることにしました。
国慶節休暇中で相当の人出を覚悟していましたが、韓国館の2時間待ちが最高で、そんなにへとへとになる程もなく目当てのパビリオンは殆ど回れました。
写真左はメイン道路、右は高架歩道はこの様にがら空きで寂しいくらいでした。
他にも歩きながら沢山のパビリオンの写真は撮ったのですが、何だかよくわからなくて・・・。
詳しくご覧になりたい方はこちらをご覧下さい。
【余談】
今回の万博で印象的だったのは、トイレが充実していて、しかもとても綺麗だったことです。
旅行の時はいつも「トイレ! トイレ!」と、探しまわった挙句、汚かったり、お金をとられたりで旅行気分が半減したものですが、万博会場を初め上海周辺の観光地のトイレはとても綺麗でした。
更に万博会場内に、無料の飲料水が設備されていたのには驚きました。
中国の水事情は劣悪ですから中国も特別の配慮があった物と思われます。
最後に飛行場で、18:35発の飛行機は50分遅れで離陸。
いつものことで、遅れの理由も何も説明なしの中国方式に慣れてしまった私たち。
22時過ぎには何とか無事に帰宅することが出来ました。