mokoangelの青島日記

夫との7年間の中国留学を終え7月に帰国しました
これからの日本での生活を模索中です

④上海万博

2010-10-16 12:02:53 | 旅行

5時起きで身支度を整え前夜買っておいたパンをかじり、6時過ぎにはホテルをでました。

地下鉄はガラガラです。 「んっ!?おかしいなぁ。 もっとぎゅうぎゅうなんじゃないの?」

 

今日の目的は、Aゾーンの日本、韓国、中国のパビリオンです。
友人にリサーチしておいた通り、4号門に向かいます。

所が、私たちの持っている券は「平日券」なので使えないとのこと。
「指定券」に換えてもらうために、5号門に行かなければなりませんでした。
(浅はかにも国慶節の指定は3日間だけだと思っていたのでした。)


私たちが会場に着いたのは7時過ぎで、券の発売は7時半から、開門は9時からです。
開門前に並んだ人の列はそんなに多くありません。


第一目標の「日本館」に並ぶのに戦闘態勢を取らねばならぬかと思いましたが、皆さんそれ程でもなく、ゆっくり歩いて行きます。



入館を待つ間(45分間)、前に並んで居た3人組の青年たちとおしゃべりをしていました。
真ん中の男性は奇しくも青島の近くの方で、青島のことを色々聞くことができました。
彼女は彼の恋人です。
左の男性は瀋陽の近くだとかで、私たちは瀋陽にも行ったことがありますので話が弾みました。
楽しくおしゃべりをしているとあっという間に時間がすぎました。

 【日本館】
日本館のテーマ、「こころの和」「わざの和」
と言うことでしたが、館内が全体的に薄暗い感じで日本人の私でさえあまり良く伝わった来ませんでした。

それで写真はなく、詳しくはこちらをご覧ください。

 
左はロボットのバイオリン演奏。
曲は中国で有名な「茉莉花」と言う曲です。
因みにこの曲は夫は横笛で、私は二胡で練習していますが、お聞かせできるのはいつのことでしょう!

右は「朱鷺が、中国の協力と人々の地道な環境保全や復活にかけた活動を通じて、日本の空に再び舞い戻る」と言うストーリーを日本と中国の伝統的演劇である能と昆劇を融合させて表現したそうですが、日本の感じがあまり出ていなくて物足りなく感じました。


日本館の見物が終わり、物足りなさを感じながら覘いた「九州沖縄展」です。
ちょうど、お雛様の扮装をしたモデルさんが登場して、見物客を沸かせていました。 


可愛い彼女と一緒に写真を撮りたくて、次から次へ人が寄ってきました。


写真を撮るときは、女性は扇を持ち、男性は冠を被らされて、とても楽しそうに記念写真を撮っていました。

なかなか好評で、並べてあった九州各県の宣伝パンフレットを自ら持っていく人も多く見られました。

私も雛祭り近くになると、近隣の雛人形で有名な所に見物に出かけていましたので、とても懐かしく嬉しく思いました。



【韓国館】
中国のメディアの中には、上海万博のパビリオンの中で一番のお勧めとして韓国館を取り上げ、「韓国の文字・ハングルを利用したカラフルなデザインが魅力的だ」としており、別のメディアは「ミニ・ソウルが上海に作られた」と紹介した。

と、言うくらいですからとても人気で、入館を待つ人は長蛇のれつでした。
それでも、入館は2時間待ちです。

 
長い待ち時間を和ませてくれたのは、前に並んで居たこの3人です。
おばあちゃんがとても豪快な人で、列が進まなくなると持ってきたキャリーを広げ、食べ物や飲み物を出します。
紙コップについだ100%オレンジジュースを、後ろに並んで居た私たちにも勧めて下さり有難く頂きました。
何とも美味しかったこと!

このキャリーの中は全て食品なのですよ!
後で、お菓子も勧められましたが鄭重にお断りしました。
肝っ玉母さんと言う感じで、ずっと後ろに並ぶ知り合いとも大声で話していましたよ(微笑)

可愛い女の子はまだ話せないようでしたが、人懐こく笑いかけてくれました。
覆いがなく陽の当たる場所に来ると、お礼に日傘をさしかけてあげました。


2時間待って、やっと入ったのですが中で何を見たのやら何も思い出せません。

 
代わりに印象的だったのは、広場で行われた民族芸能です。
私たちが入館を待って居る時には、ここでは太鼓の演奏が行われていましたが、私たちが広場に入った時には、この2つの演目でした。

左は太鼓やシンバルを叩きながら首を回し、リボンが何とも美しい曲線を描きます(新体操のリボンと同じです)。
中心の男性の頭には大きな花が載っていて開いたり閉じたりしていました。
右はヒップホップダンスと言うのでしょうか。
私は日本で見慣れていますが、中国人はあまり目にすることがないのでとても喜んでポーズが決まるとすごい拍手でした。

いつも感じるのですが、韓国人の男性は美男ではなくても何故だか魅力的なのですよね!

 

【印度館】
 
クラスにインドの同学が居るのでこれは覘かなくてはと、列に並びましたが、すんなり入館できました。
右はインドの花嫁衣裳?だったと思います。


他にも入ってさっと出た館は【ベトナム館】【アフリカ連合館】があります。

次の目的は「中国館」ですが、私たちが手にした「入館予約券」は19;30となっています。
それまで、何とか時間をつぶさなくてはなりません。



【太平洋連合館】
近くにMさんお勧めの「太平洋連合館」がありました。
写真は1枚もありませんが、どの国も民族衣装や民芸品、特産品を展示してあります。
主に観光PRに力が入っていて、なかなか楽しいパビリオンでした。


外の舞台では、民族音楽や踊りが披露されています。
疲れを休めるために、暫く座って見物することにしました。

時間は18:30です。 少々早めだが行ってみようということになりました。
検札で何か言われるかなと、思いましたがすんなり通過です。

 

【中国館】
中国館のテーマは”東方の冠”。中国の伝統を表現した真っ赤なパビリオンには「清明上河図」の実物、100m大の長さまで拡大された図案とそれをもとに再現される宋代の中国のパノラマ図が展示されていて圧巻でした。

清明上河図とは、宋の都開封の都城内外の殷賑を描いた絵巻物で、北宋の張択端の作品とされ、中国最高の傑作図巻といわれています。

この中国館の人気は異常というほどで、1日5万枚配布されるという予約券を求めて朝早くから長蛇の列ができる。5時から並んでやっとチケットが手に入るというような状況で、少しでも遅くなるようだと入館時間がどんどん遅くなりわずか1時間ほどで5万枚がさばかれてしまうということである。


と言う記事を見ましたが、今回は並ぶこと40分で入館できましたし、次の日は12:30~13:30の予約券を手にすることが出来ましたよ。

 
何しろ中国館のスケールの大きさに感動しました。
しかし、私が一番楽しかったのは最後にトロッコ列車のようなものに乗って部屋を一周したことです。
すぐに終わるかと思いましたが結構長い時間に感じました。
なのに、周りの景色は何だったのか、どうしても思い出せないのです(悲しい)

 

中国館を出たのは20:30です。
昼間長蛇の列ができていた「サウジアラビア館」が気になり行ってみましたが、もう締切とのことで並べませんでした。

朝、日本館に入館する間におしゃべりした青年の一人が、「6時間待って入館したが、1時間分の価値しかなかった」と言っていたのを思いだし諦めることができました。

 
暗くなってライトアップされた中国館はさらに美しく、この万博の正にランドマーク的存在だという感じがします。

 
中国人職員さんも交代の時間です。
きちんと整列して、点呼を取って帰途につかれました。

 

さあ、私たちも明日は上海旅行最後の日です。


 

 


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