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王羽佳 (ユジャ・ワン)(ピアノ) アントニオ・パッパーノ指揮ロンドン交響楽団ショパンP協2番マーラー巨人

2024-10-04 07:55:48 | 音楽夜話(クラシック)
10・2


03:30-05:45 19.30-21.45 BBC3


シマノフスキ:演奏会用序曲 変ホ長調 op.12
ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 op.21


マーラー:交響曲第1番 ニ長調
王羽佳 (ユジャ・ワン)(ピアノ)
アントニオ・パッパーノ指揮ロンドン交響楽団
2024年9月19日 ロンドン、バービカン・ホール


シマノフスキはどちらかというと今どきのわりと
豊かに鳴るタイプの管弦楽曲で、20世紀に入って作曲されている。
映画音楽の様というとべただけれど、そういう風にも
聞こえてしまう。華やかに鳴っていた。


ショパンの2番は、1番から比べると好きな人は
好きという1曲。
ユジャ・ワンの2番。割と端正に弾いている。
熱くなりすぎず、弾き飛ばすこともない。
抑制が効き指揮者の指示に従っているようにも聞こえる。
パッパーノはロンドン響の首席指揮者。
コミュニケーションも取れているという。
ショパンの弾き具合はこの程度がアベレージなの
かもしれない、それ以上を求めるのは、ショパン
演奏には必要ないのかも。指も良く回っている。
細かいフレーズも、きっと細心の注意を払って
弾いているのだろうと思う。ピアノの音は美しく、
オケに埋もれることもない。プロピアニストは
きっと寝てるときと風呂とトイレと食事以外は
鍵盤に向かっているのではないかと、このような
演奏を聴いてしまうと思ってしまう。
この後、9月24日から29日まで、来日公演に
明け暮れた。彼女はラフマニノフの1番ショパンの
2番の協奏曲を持ってきていたが、イギリスのプロと
同じものは、サントリーホールの1夜だけだった。
ショパンは27日しか弾いていない。忙しい人気ピアニスト
は、嵐のように去っていった。好印象を残して。


マーラーの1番はいろいろな名演はあるものの、
パッパーノ色を出してのものだった。
割と刻印つけみたいな歌いどころ満載みたいな
歌って聞かせる印象を持った。歌曲ではないが、
そういう印象を持たせながら記憶に刻むような
作りを見せている。なかなかなものだった。




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