2月8日
18:00-20:15 NHK-FM 第1951回定期公演
シューマン:序曲、スケルツォと終曲 op.52~序曲
オール・シューマン・プログラム。下野氏のプログラム建ての上手さ。
丁寧に序曲が演奏される。掴みはいいかもしれない。
広島交響楽団のNHK放送もなかなか聴けないので、
大切な放送。
同:ピアノ協奏曲 イ短調 op.54
小林愛実さんは、幼少時から演奏活動をしており、2回目のショパン・コンクールの
チャレンジ。コンクールの「前奏曲集」のエネルギーがすごすぎて、その後の演奏が
聴けずにいた。このような場で下野氏とN響というメンバーでのシューマンは楽しみ。
いい演奏はボリュームを上げさせる。
ゆったり目の1楽章。愛実さんは歌っている。こう言う解釈は独特なのだろうな。
指揮者とのやり取りができてないといけないだろう。ウインズの鳴りもいい。
シューマンは隠れたところで、木管の鳴りが気になることがある。N響は
問題がない。コール・アンド・レスポンスも実感がこもっていていいとおもう。
ピアノはスタインウェイなのだろうか・・・。TV放送の時確認しよう。
情感のこもった、いい演奏だったと思う。
アンコール: ショパン:ワルツ 変イ長調 作品42
CD:デビュー当時の小林愛実2008年 バッハ/パルティータ第2番 BWV826より 「シンフォニア」
同:交響曲第2番 ハ長調 op.61
なかなかゆっくりした滑り出し。下野さんの語り口は協奏曲を引き継いだような
イメージのシューマン。その後メリハリの効いた演奏を展開する。
思ったより軽快で、聴きやすい演奏だった。いいシューマンを聴いた。
小林愛実(ピアノ)
下野竜也指揮NHK交響楽団
2022年2月5日 池袋、東京芸術劇場から生中継