アインシュタインが100年前に存在を予言しながら未確認だった現象。
その現象“重力波”をアメリカの研究チームが、
世界で初めて検出したんですねー
このことは新たな天文学や物理学に道を開く歴史的な発見で、
今後の検証で正しさが揺るがなければ、ノーベル賞の受賞は確実だそうです。
ブラックホール同士の合体による重力波
検出したのは、
カリフォルニア工科大とマサチューセッツ工科大などの共同研究チーム。
アメリカの2か所に設置した大型観測装置“LIGO”の昨年9月以降のデータを解析し、
重力波をキャッチしたことを確認しています。
重力波は、重い天体同士が合体するなど激しく動いた際に、
その重力の影響で周囲の空間にゆがみが生じ、
さざ波のように遠くまでゆがみが伝わっていく現象です。
その現象の存在を、
アインシュタインが1916年に一般相対性理論で示すことになります。
でも、地球に届く空間のゆがみは極めて微弱なので検出は難しく、
物理学上の大きな課題になっていました。
研究チームは一辺の長さが4キロに及ぶL字形の“LIGO”で、
空間の微弱なゆがみを検出。
ブラックホール同士が合体した際に発生した重力波をとらえます。
信頼度は極めて高く、検出は間違いないと判断したそうです。
直接見えない天体をとらえる
重力波の観測装置を望遠鏡として使えば、
光さえ飲み込んでしまうブラックホールなど、
光や電波では見えない天体を直接とらえることができます。
また、重力波は減衰せずに遠くまで伝わる性質があります。
なので、はるか遠くを探ることで宇宙誕生の謎に迫れると期待されていて、
宇宙の研究に飛躍的な進展をもたらしてくれます。
これまで“重力波”の検出は、
日米欧が一番乗りを目指して激しく競ってきました。
アメリカは装置の感度を従来の数倍に高める工事を行い、
昨年の9月に観測を再開したばかりでした。
日本では東大宇宙線研究所が、
昨年の11月に岐阜県飛騨市神岡町に大型観測装置“かぐら”を建設。
ただ、アメリカと同水準の高感度で観測を始めるのは、
早くても約1年後の予定… 一歩出遅れた形になりますね。
こちらの記事もどうぞ
重力波の検出に向けて! 技術実証機“LISAパスファインダー”はもうすぐ打ち上げ
21年後にはブラックホール同士の衝突があって、重力波が観測できる?
その現象“重力波”をアメリカの研究チームが、
世界で初めて検出したんですねー
このことは新たな天文学や物理学に道を開く歴史的な発見で、
今後の検証で正しさが揺るがなければ、ノーベル賞の受賞は確実だそうです。
ブラックホール同士の合体による重力波
検出したのは、
カリフォルニア工科大とマサチューセッツ工科大などの共同研究チーム。
アメリカの2か所に設置した大型観測装置“LIGO”の昨年9月以降のデータを解析し、
重力波をキャッチしたことを確認しています。
アメリカの大型観測装置“LIGO” |
重力波は、重い天体同士が合体するなど激しく動いた際に、
その重力の影響で周囲の空間にゆがみが生じ、
さざ波のように遠くまでゆがみが伝わっていく現象です。
その現象の存在を、
アインシュタインが1916年に一般相対性理論で示すことになります。
でも、地球に届く空間のゆがみは極めて微弱なので検出は難しく、
物理学上の大きな課題になっていました。
研究チームは一辺の長さが4キロに及ぶL字形の“LIGO”で、
空間の微弱なゆがみを検出。
ブラックホール同士が合体した際に発生した重力波をとらえます。
信頼度は極めて高く、検出は間違いないと判断したそうです。
直接見えない天体をとらえる
重力波の観測装置を望遠鏡として使えば、
光さえ飲み込んでしまうブラックホールなど、
光や電波では見えない天体を直接とらえることができます。
また、重力波は減衰せずに遠くまで伝わる性質があります。
なので、はるか遠くを探ることで宇宙誕生の謎に迫れると期待されていて、
宇宙の研究に飛躍的な進展をもたらしてくれます。
これまで“重力波”の検出は、
日米欧が一番乗りを目指して激しく競ってきました。
アメリカは装置の感度を従来の数倍に高める工事を行い、
昨年の9月に観測を再開したばかりでした。
日本では東大宇宙線研究所が、
昨年の11月に岐阜県飛騨市神岡町に大型観測装置“かぐら”を建設。
ただ、アメリカと同水準の高感度で観測を始めるのは、
早くても約1年後の予定… 一歩出遅れた形になりますね。
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