2月12日、地球・宇宙天気観測衛星“DSCOVR”の打ち上げが成功しました。
“DSCOVR”は、
スペースX社のファルコン9ロケットに搭載され、ケープ・カナベラル空軍ステーションから離昇、順調に飛行し、約35分後に予定通りの軌道に投入されました。
現在“DSCOVR”は、近地点高度187キロ、遠地点高度124万1000キロの軌道に乗っていて、
今後衛星側のスラスターを使って、地球から約150万キロ離れた、太陽と地球のラグランジュ第1点に入ることになります。
いっぽうロケットの第1段を船の上に降ろす回収試験は、
船が待つ海域が悪天候のため行われず…
代わりに、海の上に着水させる試験が行われ、
約10メートルの精度で、垂直に安定して降りてくることができたんですねー
天気が安定していれば、船の上に降り立つことは可能なのかもしれません。
成功への期待が高まりますね。
“DSCOVR”はNASAとアメリカ海洋大気庁(NOAA)が開発した衛星です。
太陽から放出される荷電粒子や、次期嵐の状況といった“宇宙天気”を観測することと、
地球の昼の側を常時観測することを目的にしています。
“DSCOVR”はもともと、
1980年代に開発がはじまったトリアーナ計画を源流としていました。
太陽と地球のラグランジュ第1点から、地球の太陽に向いている面を常に観測し続け、
地球表面からのエネルギーの放射量やエアロゾル、オゾン、雲の動きなどを観測することが目的になります。
また、地球全体の姿をインターネットを通じてリアルタイムで世界中に配信することで、
環境問題への意識を高めることも期待されていたんですねー
でも、得られる科学的な成果が乏しいとの判断から、
2001年に計画は打ち切られ、衛星は未完成のまま保管されることに…
ところがその後、NOAAが新たに宇宙天気の観測を目的とした衛星として、
生まれ変わらせるために資金提供を行うことになります。
“DSCOVR”という名前が与えられて復活を果たすんですねー
ただ、搭載する観測機器は変わらないのですが、
ミッションの主役はNASAからNOAAに交代。
ファルコン9ロケットに打ち上げの機会を提供することを目的として、
アメリカ空軍も資金提供を行っていたりします。
打ち上げ時の質量は570キロ、設計寿命は約2年が予定されているそうです。
“DSCOVR”は、
スペースX社のファルコン9ロケットに搭載され、ケープ・カナベラル空軍ステーションから離昇、順調に飛行し、約35分後に予定通りの軌道に投入されました。
現在“DSCOVR”は、近地点高度187キロ、遠地点高度124万1000キロの軌道に乗っていて、
今後衛星側のスラスターを使って、地球から約150万キロ離れた、太陽と地球のラグランジュ第1点に入ることになります。
いっぽうロケットの第1段を船の上に降ろす回収試験は、
船が待つ海域が悪天候のため行われず…
代わりに、海の上に着水させる試験が行われ、
約10メートルの精度で、垂直に安定して降りてくることができたんですねー
天気が安定していれば、船の上に降り立つことは可能なのかもしれません。
成功への期待が高まりますね。
“DSCOVR”はNASAとアメリカ海洋大気庁(NOAA)が開発した衛星です。
太陽から放出される荷電粒子や、次期嵐の状況といった“宇宙天気”を観測することと、
地球の昼の側を常時観測することを目的にしています。
“DSCOVR”はもともと、
1980年代に開発がはじまったトリアーナ計画を源流としていました。
太陽と地球のラグランジュ第1点から、地球の太陽に向いている面を常に観測し続け、
地球表面からのエネルギーの放射量やエアロゾル、オゾン、雲の動きなどを観測することが目的になります。
また、地球全体の姿をインターネットを通じてリアルタイムで世界中に配信することで、
環境問題への意識を高めることも期待されていたんですねー
でも、得られる科学的な成果が乏しいとの判断から、
2001年に計画は打ち切られ、衛星は未完成のまま保管されることに…
ところがその後、NOAAが新たに宇宙天気の観測を目的とした衛星として、
生まれ変わらせるために資金提供を行うことになります。
“DSCOVR”という名前が与えられて復活を果たすんですねー
ただ、搭載する観測機器は変わらないのですが、
ミッションの主役はNASAからNOAAに交代。
ファルコン9ロケットに打ち上げの機会を提供することを目的として、
アメリカ空軍も資金提供を行っていたりします。
打ち上げ時の質量は570キロ、設計寿命は約2年が予定されているそうです。