双子の赤ちゃん星を取り囲むガスとチリの渦巻きから、
赤ちゃん星に向かってガスが落下していくようすが、
アルマ望遠鏡を使った観測で見つかったんですねー
この双子の星は、おうし座方向460光年彼方にある原始星“L1551 NE”。
一酸化炭素分子の放つ電波をもとに、円盤(周連星円盤)のガスの動きを調べてみると、
予測よりも速い速度で動いている場所があることが明らかになり、
原始連星に向かって落下していくガスの動きも見つかりました。
このようなガスの運動が発見されたのは、今回が初めてのことで、
双子の赤ちゃん星が、まさに成長していくようすを見ていることになるんですねー
研究では、さらに国立天文台のスーパーコンピュータ“アテルイ”を使って、
この円盤に含まれるガスの分布や、運動をシミュレーションしています。
すると、2つの星それぞれから伸びる渦巻き腕が、周連星円盤として見えているようすや、
これらの腕の隙間を通って、ガスが連星に向かって落ちていくようすが再現されることに…
2本の腕に含まれる物質は、周囲の物質よりもやや速い速度で回転していて、
観測で得られた結果と一致することになります。
回転の勢いがある周連星円盤の物質が、
どのような仕組みで連星に向かって落下していくのか?
このことは、これまではっきり分かっていませんでした。
でもそれが、シミュレーションと観測とを比較した今回の研究で、
連星の公転が“回転の勢い”の大きい腕を作る一方で、
腕の隙間では“回転の勢い”が小さくなり、
円盤の物質が星に向かって落下することができるようになった。
っということが分かってきたんですねー
赤ちゃん星に向かってガスが落下していくようすが、
アルマ望遠鏡を使った観測で見つかったんですねー
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アルマ望遠鏡で観測した“L1551 NE”を取り囲む円盤(左)。 円盤の直径は、海王星軌道のおよそ10倍に相当する。 右は“アテルイ”でシミュレーションした原始連星の周囲の円盤。 特徴がよく一致している。 |
この双子の星は、おうし座方向460光年彼方にある原始星“L1551 NE”。
一酸化炭素分子の放つ電波をもとに、円盤(周連星円盤)のガスの動きを調べてみると、
予測よりも速い速度で動いている場所があることが明らかになり、
原始連星に向かって落下していくガスの動きも見つかりました。
このようなガスの運動が発見されたのは、今回が初めてのことで、
双子の赤ちゃん星が、まさに成長していくようすを見ていることになるんですねー
研究では、さらに国立天文台のスーパーコンピュータ“アテルイ”を使って、
この円盤に含まれるガスの分布や、運動をシミュレーションしています。
すると、2つの星それぞれから伸びる渦巻き腕が、周連星円盤として見えているようすや、
これらの腕の隙間を通って、ガスが連星に向かって落ちていくようすが再現されることに…
2本の腕に含まれる物質は、周囲の物質よりもやや速い速度で回転していて、
観測で得られた結果と一致することになります。
回転の勢いがある周連星円盤の物質が、
どのような仕組みで連星に向かって落下していくのか?
このことは、これまではっきり分かっていませんでした。
でもそれが、シミュレーションと観測とを比較した今回の研究で、
連星の公転が“回転の勢い”の大きい腕を作る一方で、
腕の隙間では“回転の勢い”が小さくなり、
円盤の物質が星に向かって落下することができるようになった。
っということが分かってきたんですねー