いよいよ宇宙へと出発した“はやぶさ2”。
目標の小惑星“1999 JU3”を探査した後に、2020年の地球帰還を目指すことになります。
ただ、初代“はやぶさ”のように旅が終わるのではなく、
予定では、小惑星のサンプルを収めたカプセルを投下後も、
再び旅を続け、次の目標天体(未定)を目指すことになるんですねー
初代“はやぶさ”の場合は、
化学エンジンが故障していたので、やむをえず大気圏突入になり、
劇的な地球帰還が広く関心を集めることになります。
これ以来、探査機は地球に帰るというイメージを持つ人がいるようです。
そもそも“はやぶさ”や“はやぶさ2”、
そしてNASAの彗星探査機“スターダスト”のように、天体のサンプルを持ち帰るミッションでない限り、探査機が地球に戻ってくるのはとてもまれなことなんですねー
地球に接近して、重力を推進に利用するスイングバイは除いて、月探査機“かぐや”や木星探査機“ガリレオ”など、他天体を周回して探査を行うものは、その多くが制御可能な間に天体に落下させられます。
火星探査車も、地表で動かなくなるまで探査を行った後は、そのままになります。
一方で、1つの天体に付いて回らず、
目標天体に接近通過するだけで探査を行うものもあります。
こうした探査機はミッション終了後、
惑星や小惑星と同じように、太陽を中心とした軌道を半永久的に回ることになります。
また、人工物として初めて太陽圏を脱出したNASAの“ボイジャー”は、
地球に戻るのとは反対に、永遠に遠ざかっていく探査機です。
“はやぶさ”の大気圏突入は、プロジェクトとしては予定外の出来事でした。
でも、人類が探査機に託す
「まだ見ぬ宇宙への憧れ」と「ふるさと地球への郷愁」を、
実感させてくれたんですねー
初代“はやぶさ”が戻れなかった宇宙へ、“はやぶさ2”は旅立ちました。
さて、どんな物語が展開されるのでしょうか。
目標の小惑星“1999 JU3”を探査した後に、2020年の地球帰還を目指すことになります。
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H-IIロケット26号機打ち上げのようす |
ただ、初代“はやぶさ”のように旅が終わるのではなく、
予定では、小惑星のサンプルを収めたカプセルを投下後も、
再び旅を続け、次の目標天体(未定)を目指すことになるんですねー
初代“はやぶさ”の場合は、
化学エンジンが故障していたので、やむをえず大気圏突入になり、
劇的な地球帰還が広く関心を集めることになります。
これ以来、探査機は地球に帰るというイメージを持つ人がいるようです。
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“はやぶさ2” |
そもそも“はやぶさ”や“はやぶさ2”、
そしてNASAの彗星探査機“スターダスト”のように、天体のサンプルを持ち帰るミッションでない限り、探査機が地球に戻ってくるのはとてもまれなことなんですねー
地球に接近して、重力を推進に利用するスイングバイは除いて、月探査機“かぐや”や木星探査機“ガリレオ”など、他天体を周回して探査を行うものは、その多くが制御可能な間に天体に落下させられます。
火星探査車も、地表で動かなくなるまで探査を行った後は、そのままになります。
一方で、1つの天体に付いて回らず、
目標天体に接近通過するだけで探査を行うものもあります。
こうした探査機はミッション終了後、
惑星や小惑星と同じように、太陽を中心とした軌道を半永久的に回ることになります。
また、人工物として初めて太陽圏を脱出したNASAの“ボイジャー”は、
地球に戻るのとは反対に、永遠に遠ざかっていく探査機です。
“はやぶさ”の大気圏突入は、プロジェクトとしては予定外の出来事でした。
でも、人類が探査機に託す
「まだ見ぬ宇宙への憧れ」と「ふるさと地球への郷愁」を、
実感させてくれたんですねー
初代“はやぶさ”が戻れなかった宇宙へ、“はやぶさ2”は旅立ちました。
さて、どんな物語が展開されるのでしょうか。