goo blog サービス終了のお知らせ 

宇宙のはなしと、ときどきツーリング

モバライダー mobarider

秋葉街道から八ヶ岳へ! 南アルプス紅葉ツーリング

2014年11月14日 | バイク・旅・ツーリング
今回は、会社のメンバー11名で行くツーリング。

出発は11月1日なんですが、自分は都合により2日に出発。
ソロで南アルプスを回ってから、夜に合流するんですねー (^_^)

○○○

出発は11月2日(日)の午前2時。
回りたい場所が一杯あるので、夜のうちに名神高速~中央道を移動。

飯田ICに着くと給油を済ませ、国道153号-県道251号-国道474号を通り山の中へ。
そして蛇洞(じゃぼら)林道を走り、クネクネと登って着いたのが“ハイランドしらびそ”です。

ここは標高1900メートルもあり、南アルプスと中央アルプスの大パノラマが一望できる、はずだったんですねー

前日までの天気が影響してか、アルプスは雲をかぶっていて見渡しは全滅…
天気は良かったのに残念 (T_T)  でも、西の山々は色づいていて、眺めは最高でした!

さて、山を降りると秋葉街道(国道152号)に出るため、今度は蛇洞林道を来た方向とは逆に進みます。

朝日が差し込んだ林道は、路面もオレンジ色で本当に綺麗でしたー\(^o^)/
○○○
ただ、落ち葉でタイヤが滑るんですねー
まぁー その分ゆっくり走れたので、紅葉をじっくり堪能できました。

地蔵峠に出ると、ここからは秋葉街道に入り、ひたすら北へ走るのみ。

静岡県浜松市から長野県上田市へつながる古い街道が秋葉街道で、
中央構造線の谷に沿って走っています。
○○○
中央構造線は関東から九州へ続く長~い断層。
北川露頭では、日本海側の内帯(左)、太平洋側の外帯(右)の断層が、はっきり分かりました。
まだ日本列島が、アジア大陸の一部だった約1億年前にでき始めたんですね。

秋葉街道は、いまの国道152号にあたり、
国道152号は、2箇所が繋がっていない分断国道でもあります。

その1つは、ちょうど地蔵峠のところで道が途切れていて、
蛇洞林道は、そのう回路になっているんですねー

酷道区間あり快走区間ありで、なかなか楽しめる国道でした (^O^)
ただ、分杭峠にある磁場ゼロのパワースポットは、
シャトルバスが出ていて、人が多かったのでパスしちゃいました。

走り始めて8時間もたつと、そろそろ人も燃料補給。
っで、立ち寄ったのが道の駅南アルプスです。

ここでクロワッサンを狙うのですが、人気のクロワッサンは売り切れ…
○○○
あきらて他のパンを選んでいると、
お店の方から試食用のクロワッサンがもらえました (^^)

広場で石油発動機の運転会を見ながら美味しく頂きました。
○○○
ポンポンポンっと白い煙を吐きながら、骨董エンジンが元気よく動いているのを見てると和みましたねー

この後、高遠でお風呂休憩。丘の上にある桜の湯の露天風呂には1本の桜の木。
やはり、桜の名所高遠には、春にもう一度来るべきですね。

高遠からの杖突街道(国道152号)は気持ちの良い快走路!
そして、杖突峠から諏訪盆地を一望した後は、好物のクネクネ道を下って行きます。
○○○
国道152号から国道20号に出ると次に向かうのは清里。
途中で左折して八ヶ岳高原ラインを走りヴィラ・アフガンさんに到着です。
○○○
やっぱり有名なカレー店でした…
“ベーコントとローストポークカレー”を口にしたのは、到着から40分後。

カレーも美味しかったけど、やはりこの店のおすすめは、
メニューから消えたショルダーベーコン! だったのかもしれません。

お店を出て野辺山方面に走ると、途中の踏切にJRグループで最も高い場所“JR鉄道最高地点”があります。
○○○
降った雨が太平洋と日本海、どちらに流れるのかの境目。
この踏切が分水嶺になっているそうです。

そして、もう少し走ると、でっかいパラボラアンテナが見えてきて念願の国立天文台野辺山に到着です。
○○○
標高1,350メートルの野辺山高原は、水蒸気が少なく、まわりが山に囲まれた平坦な地形。
寒冷地なのに雪が少ないんだとか…
○○○
この電波観測に最適な場所には、“45メートル電波望遠鏡” や “ミリ波干渉計”などがあるんですねー

特に、天の川銀河中心部や超巨大ブラックホールの発見などで用いられた、“45メートル電波望遠鏡”は、近くで見ると迫力がありました。
野辺山の名前は良く聞くのですが来るのは初めて。
ここから新しい発見が、いくつも発信されていると思うと、なんだかワクワクしましたねー

この後、八ヶ岳をぐるっと回るように国道141号~142号~254号を走り、夕食の時刻を過ぎた頃にカイザーベルグ穂高に到着。
感謝! みんな待っていてくれましたー
16時間600キロのツーリングは、ビールの乾杯で無事に幕を閉じました\(^o^)/
○○○
秋葉街道から八ヶ岳へ! 南アルプス紅葉ツーリング のマップ


赤外線背景放射の「ゆらぎ」が示す、大量の未知の星

2014年11月14日 | 宇宙 space
観測ロケットに搭載されたカメラの赤外線画像から、
宇宙背景放射に未知の「ゆらぎ」が見つかりました。

この模様は、
これまでに見つかっている星や銀河などの放射だけでは、
説明がつかないんですねー

たとえば、他の銀河の周囲に大量に存在する暗い星など、
未知の赤外線光源が大量に存在することを、示しているのかもしれません。


宇宙背景放射とは、既知の星や銀河などがない背景領域の明るさのことです。

近赤外線の波長域で見た背景放射には、
私たちがいる太陽系や天の川銀河内外に由来する放射が含まれています。

JAXA宇宙科学研究所と東北大学などの国際研究グループでは、
2009年から、観測ロケットで大気圏外に打ち上げたカメラによる赤外線観測を行ってきました。

この観測は“CIBER実験”と呼ばれ、2つの波長(1.1μmと1.6μm)の赤外線を、
観測ロケットで大気圏外に打ち上げたカメラにより測定するもの。

そして今回、2010年と2012年の観測画像から、
宇宙赤外線背景放射に未知の「まだら模様」が見つかることに…
宇宙赤外線背景放射の「まだら模様」の空間パターン

大きな「まだら模様」は、天の川銀河内のチリ由来の放射分布、
小さな「まだら模様」は、天の川銀河外に由来する放射分布として説明できるのですが、
0.1度ほどの角度に現れる模様は、これまで知られている天体の影響では説明できないんですねー

赤外線天文衛星“あかり”や“スピッツァー”による観測も合わせて考えると、
この模様は、質量の小さい古い星由来の場合と一致することが分かります。

このことから、
天の川銀河以外の銀河を球殻状に取り囲む領域(ハロー)に、
普通の観測では見えない暗い星が大量に存在し、
これが今回見つかった模様として観測されているという、
新しい説が示されることに…

この説が正しければ、比較的近い銀河のハロー内ですら、
未知の星々が大量にあるということになるんですねー

“CIBER実験”では、口径11センチの望遠鏡が使われています。

今後、さらに高精度の観測を行うため、
3倍の口径の望遠鏡を用いる計画もあるようですよ。
小型望遠鏡は高度200~330キロの大気圏外まで打ち上げられ、
約5分間の撮影の後、パラシュート降下し回収される。