藻blog.

水曜どうでしょうとお買い物の依存症。

八丈島2日目

2013年06月08日 | 旅行と水どうロケ地巡り


2日目も雲が厚くときどき小雨がパラつく感じの天候。

でもまぁ、初日のうちに八丈島でやっておきたい事はとりあえず一通り済ませたので
天候が多少悪い程度ならこの日の予定的には特に問題もナシ。
なので、いつもの旅行だと7時前にはチェックアウトして調査になるけど
今回は余裕ぶっこいて9時ちょっと過ぎにユルユルと活動開始。

とりあえず八丈島の北側をあてもなくドライブしてみる事にしました。



上の画像を見てもらえば分かると思うけど、八丈島は2つの山から出来ていて
ほとんどの島民は2つの山に挟まれた平地に集中して生活しているので
それ以外の島の大半の場所はほぼジャングル状態です。



なので、よほどの用事が無い限りは島民は山の周りをぐるっと走る事も無いらしく
運転していても全く誰ともすれ違いません。
これはこれで気持ちいいのですが、レンタカーを借りる時におじさんが言っていた
「島の周りを走る時は事故や故障があっても
  携帯がつながらないし、誰も来ないから気をつけて」
という意味の深さもすごくよくわかりました。

でもまぁ、レンタカーも快調に動いてくれているし
道には信号もないし誰もいないし、何もないけど景色は良いし
ダラダラと鼻歌熱唱しながら運転するのがほんと気持ちいいですよ。
かっ飛ばして運転するなんてもったいない。



途中何カ所か旧道のような脇道があったので車を路駐して散歩してみたり。



1mくらいある超でかい植物。



これもすごく大きいシダっぽい植物。



ガクアジサイ。

ひたすらワイルドな植物と植物に飲み込まれそうな道と廃墟ばかり。



島の北部の観光名所になっている「アロエ園」にも行ってみたけど
今は花のシーズンでもないので斜面一面にアロエが植わっているだったのと
遊歩道に入って2mのところでクモの巣がビシッと張られていてテンションが下がったので
そそくさと引き返す。



島の北側を3分の2ほど回ったところから見える八丈小島。
今はヤギばかりいる無人島らしい。
あと、北野武も出てた映画「バトル・ロワイアル」の島らしい。



八丈島北側のドライブもいよいよ終盤。
写真真ん中くらいの海岸線が黒くなっているところを目指していきます。



黒くなっていた場所は昔八丈富士が噴火した時の溶岩が固まってできた所で
「南原千畳敷」と呼ばれている場所。

火山岩とかは見たことがあるけど
ドロドロとした溶岩がそのまま冷えて固まったのを見たのは初めてなので
なかなか見ない風景に理科好きとしてはテンションが上がるものがあります。



溶岩のブニブニした溶け崩れた感じがナメック星の最長老みたい。



溶岩の隙間のわずかな窪みたまった土から植物が生えてる。

自分的にはなかなか面白い地形だったけど景色などは限りなく殺風景なので
写真的にあまり面白くないのが難点かな。

とりあえずこんな感じで島の北側ののんびりドライブが終了。
朝ごはんを食べていなかったので地元のスーパーに行き
朝食兼昼食のお弁当を買って車の中で食べた。
本当は地元の食堂とかに行きたかったんだけど
島の店舗は昔ながらの日曜日は休日という事が多くて
いつの間にか便利になりすぎていた自分の生活とのギャップに戸惑ったよ。



ご飯を食べてもまだ時間がたっぷりと余っていたので今度は南側の方をドライブ。
南側の観光名所の温泉には前日に行っているので
今日は観光マップの名所案内に書いてあった『裏見の滝』に向かいました。



島の南側は温泉が出たり小さな川があったりするので小さな集落が点在しているので
住民の方や観光客などたまに人を見かけたり生活感を感じることが出来ます。



小さいヤシの木みたいな可愛い木も栽培されてます。



謎の赤いキバみたいな植物も生えてます。

地図とスマホを頼りに2つほど集落を抜けていき
何となく駐車スペースっぽい狭い空き地に車を停めて
半分ぬかるんだ沢沿いの歩道っぽい道を5分ほど歩いた先に滝はありました。



滝の裏側から見ることができるから『裏見の滝』。
僕が行った時には1組のカップルさんが「つめたーい」とかってはしゃいでました。ペッ。



滝の裏側から。



回りこんで滝の正面から。

この日は水量が少ないみたいで思っていたよりしょぼくてガッカリ。
三脚も持ってないから証拠写真が精一杯で写真的にもガッカリ。



滝と駐車場の間にものすごく急でしかも丸石で階段が作ってある鳥居がありましたよ。
先ほどのカップルさんがこの階段にもチャレンジしてましたが
女の子の方が「こわーい」とか言って一生懸命登っているのを
先に上に行っていた彼氏が「全然だいじょうぶだろ」とか言っていました。ペッ。

滝を早々に切り上げたあとは町の中心地まで戻り歴史民俗資料館と植物園を観察。


歴史民俗資料館中庭から。

昔の何か立派な建物を改装して使っているみたいで建物全体が懐かしい感じですよ。



郷土資料なので楽しめるかどうかはかなりハッキリ分かれると思うけど
自分的には調べたいものもあったのでまずまずの満足。
館内でエンドレスに流れるビデオ(DVDじゃないよ)の内容が
「昭和50年から何も変わってないんじゃね?」って思うレトロ感丸出しの映像で
見ているうちに「なんで今自分はここに居るんだろう?」と軽いトリップ状態になりましたよ。w

つづけて植物園。



植物園に来たんだけどワイルドな植物は朝から見続けていてお腹いっぱいだったので
八丈島の昔の高床式の倉とかの方が楽しい。



謎のすげー頭の形のツルとかが飼われていたりもしたけど



やっぱり、八丈島と言ったら「キョン」。
僕も含め僕の世代では分かる人がほぼいないけど
もう少し上の年代ならたぶん大爆笑した往年の名ギャグ「八丈島のきょん!」の「きょん」ですよ。
噂には聞いていたけどこれが「きょん」かぁー。ギャグの使いどころは分からないけど。
とりあえず小型犬をちょっと大きくしたくらいのミニ鹿でかわいいっす。

資料館と植物園を満喫したところで
あとは飛行機の時間までの時間調整程度の島内ドライブ。



何かツボがいっぱい並べてある神様っぽいものを見たり



ホワイトハウスを見物したりしつつ最後の八丈島タイムを楽しむ。

最後の最後でレンタカーを返す時にガソリン満タンにしなきゃいけないのに
ガソリンスタンドが日曜定休ばかりでレンタカー返却に間に合わなくなりそうで
死ぬほど焦ったりしたもののとりあえず無事にレンタカーを返却し空港に到着出来た。

空港内では早々に手荷物を預けて
やる事が無いので小さいお土産物売り場を無意味に何周も回ったりしながら出発の時間を待った。



八丈島旅行の後半はやや時間をもてあまし気味ではあったけど
全体的には非常にまったりと癒される時間を過ごすことが出来て大満足。
飛行機に乗る直前に行ったトイレのウォシュレットまで最高に気持ち良かったりして
八丈島を完全に気に入ってしまったよ。

こんどは完全に仕事なしで癒されるためだけに来たいなー
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