藻blog.

水曜どうでしょうとお買い物の依存症。

九州~四国の旅(後編)

2013年04月17日 | 旅行と水どうロケ地巡り
(前回記事からの続きです)

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旅行3日目は電車で宮崎県延岡市から大分県佐伯市まで移動した後
他の調査地を巡っていた元学生のSD君と合流してフェリーで四国に渡ります。



久しぶりに会うSD君へのお土産に宮崎県名物の「なんじゃこら大福」を買っておきました。
見た目はちょっと大きめの普通に売っている大福です。

でも、大福を食べると、



中から苺と栗とクリームチーズ(見えてないけど)が出てきます。
こんな単品でも主役が出来る素材が3つも入ってるなんて
まるで、S・スタローンとA・シュワルツェネッガーとB・ウィリスが並んでマシンガンぶっ放す
映画『エクスペンダブル2』のような豪華さです。

ネタ系の大福とはいえハズレるはずの無い素材を使ってますから
味も美味しいですし、インパクトもあるのでお土産にはピッタリです。
SD君も「なんじゃこら!」ってお約束を言って喜んでくれました。
ちなみに、お菓子の日高のWEBサイトから通販する事も出来るみたいです。

さてさて、そんな小ネタをしつつ
12時のフェリーまでまだまだ時間に余裕があったので
海鮮市場などのお土産物屋を一通り見て回ってから
市場の食堂で朝昼を兼ねた佐伯名物の「ごまだしうどん」を食べました。



讃岐や稲庭など麺に特徴があるタイプではなく普通のうどん麺ですが
「ごまだし」というペースト状の調味料を乗せるのが特徴です。

うどんの汁はほとんど味付けされておらず、ほぼお湯だけの超あっさり味なのですが
「ごまだし」を汁に溶くように混ぜた途端に
材料の魚のしっかりとした香りやゴマの風味がフワッと香ってきます。
うどんを一口ほおばれば
素朴だけど深くしっかりとした魚ベースの旨味が口の中いっぱいに広がります。
作り方や出来あがりはすごく簡単なのにこんなにも複雑な味を出す「ごまだし」恐るべしです。
この味の深みに感動したので食べた後にダッシュで「ごまだし」をお買いに行きました。

ここで九州とはお別れになります。
次はフェリーに乗って四国の宿毛(すくも)へ向かいます。

っていうか、フェリー酔うわー。乗って10分でダウンしたわー。
佐伯から宿毛まで3時間近く船乗ってなきゃいけないとか壮絶すぎだわー
ひたすら吐かない事を祈りながら横になって耐えることしか出来なかったよー。
二度とフェリーとか乗りたくないわー。で、宿毛到着です。


宿毛に到着して早速ではありますが
宿毛のフェリー発着場も水曜どうでしょうロケ地の一つなので
しばらくSD君には道端で待っててもらって
藩士として水曜どうでしょうの時間の開始です。



この宿毛のフェリー乗り場にはサイコロ2の時にどうでしょう班が来ています。
今現在ではロケ当時にあった「ようこそ高知へ」っていう看板が無くなっていますし
青い看板に書かれている文字もほとんど見えない位に消えかかってます。



どうでしょう班はこの後レンタカーで高知へ向かう事になり
その次のサイコロで出した深夜バスで伝説の壇ノ浦レポートになるわけですね。

僕の方はこの後SD君の運転でお世話になる研究施設へと向かいました。

無事に研究施設にも到着し翌日からの調査準備も済んだので
この日の晩御飯には佐伯のお土産物屋でみつけた
「孔雀」っていう卵を使った郷土料理を食べてみましたよ。



卵好きを宣言しておきながらこの料理は知らなかったです。
ゆで卵を色つきのすり身で包んで蒸した後に軽く揚げたものだそうです。
で、切った時の模様から孔雀って名前が付いたんだって。へー

って事で切ってみた。



なるほどー。たしかに≪孔雀の羽根の模様≫にも見えるね。

味の方は普通のゆで卵と練り物なので可も無く不可も無く。
佐伯ではイベントやお祝い事のときに欠かせない縁起ものの食べ物という事らしいので
見た目の彩りを楽しむ料理って事なんだろうね。
また一つ面白いものを勉強させてもらいましたよ。

こんな感じで3日目は四国への移動で終了です。

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4日目からはSD君と高知県の調査です。
僕は基本的にグータラな人なので1人で行動する時は遊び要素が60%くらい入りますが
この日からは共同で仕事をしていくので本気モードに突入です。(主にSD君が)


(調査ポイントの一つ)

そんな中、SD君に「どうしても食べてみたい」と無理を言って
【道の駅ビオスおおがた】まで「カツオたたきバーガー」を食べに連れて行ってもらいました。

1時間かけて到着した道の駅は大変活気があり食堂も順番待ちするくらいの繁盛っぷりでした。
普段なら順番待ちをするくらいなら他の店にさっさと行っちゃうのですが
さすがに今回はカツオたたきバーガーの為に30分我慢して待ちましたよ。

そして、いよいよ店内へ案内され、早速カツオたたきバーガーを注文。
SD君とドキドキしながら待ってるとそれはすぐに運ばれてやってきました。


カツオたたきバーガー参上。

カツオのタタキが当たり前のように入っているのが素敵です。
高知だから名物のカツオのタタキ入れちゃえば良いんじゃね?みたいな
男子高校生のノリ的な簡単な発想のバーガーだなぁと思ったら
本当に男子高校生が原案出して作ったバーガーでしよ。

実際食べてみてもノリで作ったような違和感は全く感じず
カツオの赤身の濃厚な味だけど刺身だからさっぱりとしててとても美味しいです。
僕に強制的に注文させられたSD君も最初は否定的でしたが
一口食べると「美味いですね!」とご満悦モード。
カツオたたきバーガーは実に美味しく2人とも大満足の一品でした。

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この後は仕事マジモードの日々を2日ほど過ごして
高知に来て4日目の早朝にお世話になった研究施設を出発しまして
SD君の車で愛媛県の松山まで乗っけてってもらいました。

3時間ほどかかって松山に到着。
今回、早朝出発してまでわざわざ松山まで送ってもらったのは
一度は行ってみたかった道後温泉があるからです。


道後温泉本館

道後温泉は日本最古の歴史を持ち
万葉集にも名前が出てる程の温泉界のエンペラー的存在で
長い歴史の中では聖徳太子が療養の為に滞在したという記録があったり
夏目漱石の「坊っちゃん」の舞台になって作中で絶賛されていたりする程です。

というか、何よりも僕的に一番激アツなのが
水曜どうでしょう初の企画であり、番組の代名詞的企画にもなった
『サイコロの旅 サイコロ1』で記念すべき第一投に出たのが松山(道後温泉)なんです。
なので、ある意味ここがどうでしょうの旅の原点とも言える場所なので
どうしても来たかったんです。



初めてサイコロ1を見てた頃には
まさか自分がロケ地巡りで道後温泉に行くことがあるとは想像もつかなかったですが
ついにここまで来ちゃいましたよ。とても感慨深いものがあります。

ちなみに、大泉さんがすっ転んで「帰してくれんかぁ」とうなだれてた場所は
すっかり整備されてしまってました。


↑ 2013年
↓ 1996年


この後、大泉さん達は温泉に入るワンカットがありますが、僕たちも温泉入ってきましたよ。


(脱衣所)

SD君にとってはやや熱めと言ってましたが
温泉の出る地域で生まれた僕にとっては実に丁度良いお湯加減でした。

温泉に入った後はSD君に松山空港まで送ってもらい
SDくんはそのまま瀬戸内海を渡り山口県まで行きましたが
僕は飛行機で帰ってきました。


今回もやりたいと思っていた事のほとんどを楽しむ事が出来て
とても楽しい旅になりましたよ。
もっと色々な場所に旅に出てみたいですね~

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高知の庶民の味『ぼうしパン』


おっぱいアイス、ナイスネーミング。

【外国のお姉さんがおっぱいアイスで大はしゃぎ】の動画