ランダムなまず庵

 何事にも一寸手を出すが人並みに出来ず、中途半端なその日暮らし・・何でもありの風来ブログ、暇にまかせて「庵」ってます。

時太山も泣いている

2010-06-22 09:22:49 | 世相雑感
「江田島に間借りしていた相撲部屋」「親方も兄弟子もいる海自部屋」「殴っても公務殴られても公務」「上空で制服を脱ぐ自衛隊」「空論を机上にためる空幕長」

 何だこりゃ?と思う人、理解できない人は余りいないと思う。
 随分前に読売新聞の「よみうり時事川柳」に掲載されたものである。その意味は、2008年9月、海上自衛隊の江田島で隊員が猛訓練中にかで死んだという報道があった。不思議なことに、その後ピッタリと報道されなくなった。

 この川柳に「相撲部屋」「海自部屋」「殴っても」の言葉が揶揄的に出てきている。
 これは、2007年6月、大相撲名古屋場所前、17歳の斉藤俊さん(時太山)が死亡した。親方が斉藤さんの頭をビール瓶で殴っていたこと、兄弟子達が金属バットで殴ったりしての新弟子リンチ傷害致死事件で既に裁判・判決があった。

 先の大相撲夏場所に、一般には販売されていない「維持員席」で暴力団組長が観戦していたことが問題になった。
 今は、世間を騒がしている「大相撲野球賭博問題」が噴出して、7月の名古屋場所の開催が危ぶまれている。

 内輪での花札、麻雀、ゴルフでチョコレート程度は許せるが、公営賭博の競輪・競馬・競艇は大ぴら・・野球賭博など大金が飛び交うかどうか知らないが、法律に反することが罷り通り、それが当り前で何の疑念も持たれない組織は先行き見込みが無い。

 関与したのは大関・琴光喜以下65人とか、さらに続々と増えている。もう個人の問題ではなく、相撲協会の体質が問題であり、抜本的な刷新が求められている。

 人が死んだ訳ではないが、「大相撲も死ぬ」ことはあり得ることを知る由もなかったのだろうが・・・大相撲のTVを見ていても「賭博」「八百長」が脳裏をよぎり、解説でもこのことが話題になると、観客もウンザリなのでは、こんなのにお金を払って見る人は余程のお人好しであろう。

 世の中「ごっつあん!」ばかりではない。川柳のように「世間は許さない」・・・
     「可愛がってやれ!」ほど恐ろしいものはないのである。


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