卵、玉子、タマゴ

子供のころには卵焼きなど食べたことはない。貴重品であった。
　鳥小屋から産みたての「生卵」を穴をあけて飲んだことがある。

　最近になってから、ダシ巻き等を作ってみるが上手く、美味く出来ない。腕が悪いのかフライパンが悪いのかいな～

　当時は、産まれた月日を記入し、籾殻の中に保管していた。病気見舞いなどに使われていたことが多かった。
　　　
　鶏が先か卵が先か、未来永劫に「どっちが先か」と暇人が論議する。「鶏が卵を産むんだから鶏が先」「卵から鶏が生まれるのだから卵が先」で決着が着かないしということである。

「～の卵」というときにその「～の」に味噌があるようだ。

　まだ一人前にならない人、まだ本格的にならないもの「医者の卵」などというが、「ひよっこ」ということもあるし、これ如何に・・・・である。

　スーパーの目玉商品「１パック１０個５８円」などのチラシが入る。家族で総動員して並んでいたが、敵もさる者、お店も対抗手段を講じて「一家族１パック、５００円以上お買い上げのお客様に限り」・・・

　かくして「ダシ巻き卵」の材料は安く豊富に手に入るが、失敗作ばかりを食べている訳にはいかない。