湘南鉄道研究会

我々の住む、湘南地区の鉄道ニュースを発信して行きたいと思います。全国から集めたオリジナルなレア記事にも注目!

四日市あすなろう鉄道開業記念(7) 内部・八王子線過去の車両図鑑(5/8) サニ110

2015-04-15 07:30:00 | 近鉄、三岐鉄道
付随客車の部

サニ110形

サニ110形は、『内部・八王子線過去の車両図鑑(1/6) モ230形、モ240形』でご紹介した、モニ230形が かっての松阪鉄道の、1927年の松阪 - 大石間電化完成に備え名古屋の日本車輌製造本店でデ31形3両とともに製造した、付随車フ21形2両のうちの1両で当初の車番はフ22で、後に電装化されモ230になったのとは逆に、当初の電動客車が変遷の後、付随客車になった車です。
当初デ31形を名乗り電動客車として運用されていましたが、松阪鉄道の直流600V電化は三重線系統の直流750V電化と仕様が異なるため、三重交通時代に電装解除し、内部・八王子線在籍時も付随客車として使用されていました。
このため、モ230と統一性のあるデザインになっています。
最後は1977年、北勢線の270系導入により、北勢線から転入したサ150形サ151~サ157に追い出される形で淘汰されました。
(参考)

モ230の記事もご覧下さい。

四日市あすなろう鉄道開業記念(3) 内部・八王子線過去の車両図鑑(1/6) モ230形、モ240形 … モ230を含む紹介記事



(お断り)

内部・八王子線の撮影に力を入れていた頃、M+T、M+T+Tといった電動客車が後続の付随客車を引っ張る運用から、M+T+M(T車代用)といった編成で運転されることが多くなりました。
このことは「付随客車単独での写真撮影が困難」ということに繋がります。このため、付随客車の図鑑に上げられる写真が非常に少なく、ご期待に添えず申し訳ありません。


サニ111


日永~赤堀間で

サニ112


近鉄四日市駅10番ホームで

サニ113


泊駅の近鉄四日市方面ホームで

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四日市あすなろう鉄道開業記念(6) 内部・八王子線過去の車両図鑑(4/8) デ46

2015-04-14 21:06:21 | 近鉄、三岐鉄道
機関車の部

デ45形

デ46はかって北勢線に在籍したデ45とともに、北勢鉄道が1931年の路線電化にあたり新造した4動軸の凸型電気機関車で、員弁川(いなべがわ)から産出する砂利を、員弁川砂利採取線経由で輸送するために使用されました。
当初は20、21と呼ばれましたが、1944年の国策による三重交通への統合で、71型、71と72に改称、以降、71は北勢線に残り、72は三重線(内部・八王子と改軌前の湯ノ山線の総称)に移籍しました。
鉄道部門の三重電鉄への分離後、近鉄への統合でデ45形デ45(旧71)・デ46(旧72)と呼ばれるようになりました。
当ブログでは、内部・八王子線ターゲットということもあり、かって内部・八王子線に在籍したデ46を主体にお伝えしますが、デ46号車は三重線(後の内部・八王子線)移籍後に前照灯等の改修で、デ45とは異なる外観となっており、皆様が比較して戴けるよう、研究会で所持するデ45の画像もアップします。

デ46

「走っているところ見たかった」というのが本音です。残念ながら、いつも内部の電留線が棲家でした。
時を越えて、「四日市あすなろう鉄道」開業時に、過去の付随車とともに飾りを付け走行出来たら良かったと思うのは、管理人の妄想でしょうか。



内部に休むデ46


内部線単行電車がデ46のそばを通る


雰囲気は客車牽引のデ46


こんな感じ(1)デ46


こんな感じ(2)デ46


正面から見たデ46


デ45(北勢線所属)

北勢線で終焉を迎えた、デ45です。種々の情報によれば、製造当初のデザインはこちらがベースの模様で、内部・八王子線のデ46との外観の違いは、改造後のもののようです。


北勢線のデ45(近鉄時代 1977年270系新製の頃)

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湘南モノレール559Fと551F 富士見町で

2015-04-14 17:35:16 | 湘南モノレール
551F、557F,559Fと、残る550形は3編成。
富士見町で待っていても、中々550形同士のショットは叶いません。
前回は、551Fと557Fでしたが、今回やっと、551Fと559Fを捉えることができました。
5600形が増殖してレインボーカラー化が進展すると、益々550形同士の巡り会わせが少なくなるのかな。



大船行きの559F(左側)と湘南江の島行きの551F(右側)

四日市あすなろう鉄道開業記念(5) 内部・八王子線過去の車両図鑑(3/8) モニ220形

2015-04-11 15:21:40 | 近鉄、三岐鉄道
電動客車の部(その3)

モニ220形

三重交通時代に、1949年日本車輌製造本店で追加製造された3両のうち、モニ228とモニ229の2両が三重線(内部・八王子線と改軌前の湯の山線の総称)に、モニ227が北勢線に分散配置されました。
当ブログでは、1977年に北勢線260系投入により内部・八王子線にモニ225~モニ2273両が転属し、総勢5両の大所帯となるより前の情報をお伝えします。
なお最終的に内部・八王子線に所属したモニ220形5両のうち、車齢の若いモニ227~モニ229の3両は、内部・八王子線に260系が投入された際、電装解除の上、サ120形サ121 - サ123に大改造が実施されました。
モニ227につでいては内部・八王子線で活躍する姿は持ち合わせていませんが、ライブラリから、移籍前の北勢線走行画像を見出しましたので、合わせてご紹介します。以降号車ごとにご覧下さい。

モニ227

北勢線への260系導入に伴い、他の同形車2両(モニ225及びモニ226)とともに内部・八王子線に転属し、内部・八王子線のモニ230形とモニ240形という異端児を淘汰するとともに、古き良き?ピンリンク連結器文化も終焉に導いた車です。
残念ながら、内部・八王子線在籍当時の画像は残っておりませんが、1977年頃、北勢線で撮影した画像は存在します。ご覧下さい。



近鉄北勢線在籍当時のモニ227 2連


モニ228



改修前の天白川橋梁を行くモニ228他3連


近鉄四日市に到着する モニ228他3連

モニ228側面&足回り 手荷物表記に注目


近鉄四日市駅で発車を待つモニ228


追分駅に停車するモニ228 地場のお寿司屋さんが踏切待ち


モニ229



内部の庫のモニ229



内部で留置中のモニ229



踏切を渡り追分に進入するモニ229他3連



小古曽を出て内部ニ向かうモニ229他2連 背景にコンビナートの集合煙突も。

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内部・八王子線過去の車両車内

2015-04-11 14:02:17 | 近鉄、三岐鉄道
車内の写真はあまり撮影しておらず、数枚があるのみです。ご覧下さい。



モニ210形の内部・西日野方車中です。季節は夏と思われ、窓
が全開になっています。



モニ220形の近鉄四日市方車中です。モニの名に相違なく、キャブ後部には開放室では有りますが、柱で仕切られた荷物室があるのがわかります。

四日市あすなろう鉄道開業記念(4) 内部・八王子線過去の車両図鑑(2/8) モニ210形

2015-04-10 11:17:20 | 近鉄、三岐鉄道
電動客車の部(その2)

モニ210形

モニ210形はモニ211~モニ214の4両で構成され、北勢線に260系が登場し、モニ220形3両が転入して既存2両と合わせ5両を有するまで、内部・八王子線の過去の車両の中では最大の両数(4両)を持つ電動客車でした。
モニ210形は元々四日市鉄道が現在の近鉄湯の山線(1435ミリゲージに改軌済)用の特殊狭軌用車両として、1928年に田中車輛(現、近畿車輛)でデ50形として製造した車です。
以降、三重鉄道、三重交通、三重電気鉄道、そして近鉄と所有者と呼称が変わり、1982年現行の270系導入により淘汰されました。以降、号車ごとにご覧下さい。

モニ211

モニ210形のトップナンバーです。モニの二は、お察しのとおり、荷物のニです。内部線では近鉄四日市方に荷物室が有り、客室と違い椅子もつり革も無い空間でした。外側には「手荷物」と表記があるものの、ここに荷物が置かれていたのは、販売店向け?の新聞位でしょうか。



泊~追分間で撮影したM+T+T+M(T車代用)の画像 (内部行き)
何故か後尾のM車のパンタが上がっている。



赤堀~日永間の鹿化(かばけ)川橋梁に向けた勾配を2連で上がるモニ211



内部を出発し、内部の庫の脇を近鉄四日市へ向け走行するモ二211他3連



赤堀駅で内部行きのモニ211他2連


モニ212

モニ210一族4両のうちで、淘汰されてから30年以上経過して、奇遇にも記念入場券を飾ることになった果報者です。記念入場券で取り上げられたのは、豪雨の水害で廃線となってしまった、八王子線室山付近で撮影された画像ですが、当ブログでは内部線を中心にした活躍の姿をお目に掛けます。
それではまずは、リバイバル出場?の記念入場券の記事からご覧下さい。

(参考記事)

ありがとう そしてこれからも 内部・八王子線記念入場券 … モニ212が登場する記念入場券の紹介記事




モニ212他2連 泊~追分間 内部行き



モニ212他3連 内部駅構内内部行き



内部駅構内に留置されるモニ212他3連(後より2両は付随車)



モニ212の床下機器(1) 模型作成用の参考写真です。



モニ212の床下機器(2) 模型作成用の参考写真です。



モニ212他3連 近鉄四日市10番ホームにて



泊駅を発車するモニ212他3連 右奥に泊駅の旧看板も。


モニ213

モニ210一族4両の第3編成です。特記事項があれば追記します。


モニ213他2連 泊~追分間 内部行き



モニ213他4連 小古曽~内部間 内部行き



内部の庫内で検修中のモニ213


モニ214

モニ210一族4両の第4編成です。特記事項があれば追記します。



モニ214 2連内部行き 場所?



天白川橋梁に差し掛かるモニ212他2連 近鉄四日市行き
(天白川橋梁に注目下さい。架け替え前の上路ガーダー橋梁です。)



日永~南日永間を走行するモニ214他3連 内部行き



近鉄四日市駅9番ホームに止まるモニ214他



南日永~泊間を走る無二214他3連 右手奥は日永小学校

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四日市あすなろう鉄道開業記念(3) 内部・八王子線過去の車両図鑑(1/8) モ230形、モ240形

2015-04-09 16:30:50 | 近鉄、三岐鉄道
初めに

管理人が内部・八王子線に惚れ込んだ理由は、第一に過去の私鉄標準型のミニチュア版とも言える形態を持つ車両が、日本の大都市近郊の鄙びた風景を走っていること。第二に、関西の私鉄の雄、近鉄が過去の三重交通路線の継承とは言え、ローカル線の象徴とも言える、ニブロク(2フィート6インチ、即ち、762ミリゲージ)路線を大切に運営していたことです。
過去の車両は様々な経緯を持ちますが、一番好きな車は何といっても、モ231でしょう。
それはあくまでも、管理人の思い入れですので、皆様とご一緒に車両たちを見て行きたいと思います。
今後、四日市あすなろう鉄道に継承されても、ニブロク路線の相方、三岐鉄道北勢線とともに、末永く庶民の足として役立って欲しいと願わずにおれません。


(お断り)
以下にご紹介する画像は、過去にモノクロのフィルムカメラで撮影したデータを、フィルムスキャナで二値データ化したものです。従いまして、解像度の点など、ご不満の向きもあるかとは存じますがご容赦下さい。


電動客車の部(その1)

モニ230形

モ230形はモ231の1両のみの少数で、元を辿れば、かっての松阪鉄道が、1927年の松阪 - 大石間電化完成に備え名古屋の日本車輌製造本店でデ31形3両とともに製造した、付随車フ21形2両のうちの1両で当初の車番はフ22でした。
その後、三重交通の三重線時代に台車を履き替え、改修の上で電装化、モ231となります。
妻面の丸みを帯びた優美なデザイン、1両しかないという、希少性。残念ながら、1977年、北勢線260系電車投入に伴い、モニ220形3両(モニ225~モニ227)が移籍したため、淘汰されてしまいましたが、今でも印象に残る1両です。



近鉄四日市に向け3連で快走するモ231 追分~泊間


近鉄四日市駅で発車を待つモ231 モ231はT車代用のため、パンタを上げていない。


近鉄四日市に向け3連で快走するモ231 追分~泊間   


モニ240形

モ231と同じく、モ240形モ241は、1両しかいない少数派で、元を辿れば、四日市鉄道が1928年に田中車輌(近畿車輛の前身)で製造したデ50形(後のモニ210形)の付随車として製造され、当初は「61」号車と呼ばれた車です。
その後、三重交通時代に電装され、モ240形モ241と名乗るようになりました。
このような経緯から、後にご紹介する、モニ210形と似たデザインになっています。
モ231と同様に、1977年、北勢線260系電車投入に伴い、モニ220形3両(モニ225~モニ227)が移籍したため、淘汰されてしまいました。



内部電留線に憩うモ241


内部行きのモ241他3連 近鉄四日市駅行きの電車の姿も


内部行きのモ241他4連 泊~追分間


近鉄四日市行きのモ241他 日永駅で


内部行きのモ241他2連 小古曽駅で


近鉄四日市行きのモ241他3連 小古曽駅で


近鉄名古屋線の高架下を内部へ向け発車するモ241他

(追伸)
以降、260系登場前にに在籍した車輌殆どを順次アップしていきますので、ご期待の程を。


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内部線南浜田信号所有りし頃

2015-04-07 08:01:48 | 近鉄、三岐鉄道
内部・八王子線の四日市を発車した電車は、しばらく単線で進み、ホーム一線の赤堀に到着します。
ご存知の方も居られると思いますが、過去は途中に「南浜田信号所」なる設備が存在し、列車交換を行っていました。
特に、豪雨による八王子線不通(後に西日野まで復旧)のころは、代行輸送で内部線の需要が増加し、20分ヘッドから15分ヘッドに列車頻度が上がった時期がありました。
この時は、内部線列車同士が南浜田信号所や日永で交換するスジが存在しました。
時が経ち、内部、八王子線ともに25分ヘッドとなってからも、上りの内部線四日市行き電車と下りの八王子線西日野行き電車が交換するのが常でした。
3月に現地を訪れた折、信号所内の軌道が単線化され、元信号所跡と分かるのは、スパンの長い架線柱のみとなっていて、変貌に驚いたものです。



内部線南浜田信号所(四日市行き電車車中より撮影)