湘南鉄道研究会

我々の住む、湘南地区の鉄道ニュースを発信して行きたいと思います。全国から集めたオリジナルなレア記事にも注目!

昭和51年(1976年)3月26日改正の近鉄内部線追分駅時刻表

2015-04-05 04:53:03 | 近鉄、三岐鉄道
新たな発掘ネタです。表題の時刻表写真が見つかりました。
この改正は、昭和49年(1974年)7月23日、近鉄八王子線の西日野から先の区間(西日野~伊勢八王子間)の終焉をもたらした豪雨で、代行バスが伊勢八王子~内部線南日永間に走り始めてからおおよそ1年半経った後の改正であり、運転時隔はほぼ25分ヘッドで、恐らく、「近鉄八王子線の代行運輸終了に伴う改正」と思われます。
実際、この時刻表を見ると、印刷物ではなく手書きで、猫も杓子も電算出力のできる現在とは異なる趣があります。
時刻表を見る限り、四日市方面の7時台と内部方面の9時台は時間あたり4本となっており、朝のラッシュ時間帯の運行頻度を上げていたようです。
ただ、日永で分岐する、八王子線とのダイヤ調整の必要や交換場所の位置の問題から、完全な等時隔ダイヤ化されていない点が、利用する上ではネックでした。



昭和51年(1976年)3月26日改正の近鉄内部線追分駅時刻表






四日市あすなろう鉄道開業記念(2) 内部線泊駅列車交換の思い出

2015-04-05 00:09:55 | 近鉄、三岐鉄道
内部線泊駅は有人駅で、駅員がタブレット交換と集改札を行っていました。通常のダイヤでは上下列車の交換を行うのが常で、利用客も多く、昭和50年代は活気に満ちた駅でした。
後に右側通行に変わりますが、当時はまだ左側通行で運行されており、内部方から駅を見ると、ホームの左側に近鉄四日市行き、右側に内部行きが止まる構図になります。
以降、ある日の列車交換の模様をご紹介します。



内部行きのモニ211を先頭とする3両編成の電車が、泊駅に到着しました。
踏切動作反応灯が白色に点灯。まもなく近鉄四日市行きの上り電車が到着します。



内部方より、モ241を後尾とする3両編成が、泊駅に進入します。



上り電車の到着で、一旦踏切が上がり、電車を降りたお客さんと、通行人が横断します。
ホームでは、近鉄四日市行きの電車に乗客が乗り込みます。



駅員が双方の電車のタブレットを交換し、近鉄四日市行き出発進行です。



上り電車が近鉄四日市へ向け発車し、ホームから離れました。



続いて下り電車が内部へ向けて発車します。

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静岡鉄道 1004F

2015-04-04 13:43:17 | 日本の私鉄
静岡鉄道1004Fは、1001Fとともに、スポンサーはコカ・コーラ。
新静岡に到着した1004F」の側面を観察するも、側面にはコカカーラのロゴは見当たりません。
ただ、感じのいいイラストと、一部にコカ・コーラらしい小さなビンが描かれているのみ。
さて、どうしたことかと思って、電車の発車まで待つと、ありました。
閉扉したドアの側面に、大きなコカ・コーラのビンが。
なるほど、このデザイン、マンネリ化した(と思われる?)我が江ノ電の2003Fにも欲しいですね。江ノ電さん&コカ・コーラさん。



静岡鉄道 1004F 新静岡到着


静岡鉄道 1004F 新清水方


静岡鉄道 1004F 側面1


静岡鉄道 1004F 側面2


静岡鉄道 1004F 新清水方(閉扉したドア側面に注目、割合大きいコーラが描かれています)

静岡鉄道 1011F

2015-04-03 14:49:39 | 日本の私鉄
静岡鉄道の1011Fは、妻面にブルーの斜線が二本入ったおしゃれなフォルム。3枚目の写真をよく見ると分かりますが、この車には側面にステッカーが貼られています。
ステッカーには「海の事件・事故、海のもしもは118番」とあります。ということは、スポンサーは「海上保安庁」ですね。
だから、巡視艇のデザインを取り入れているのかな?
この車も下枠交差パンタを付けています。



静岡鉄道 1011F 新静岡行き 日吉町にて


静岡鉄道 1011F 新清水行き 新静岡~日吉町間


日吉町に停車中の1011F 対向の新静岡行きは1010F

四日市あすなろう鉄道開業記念(1) 近鉄八王子線レビュー

2015-04-03 05:40:14 | 近鉄、三岐鉄道
1974年(昭和49年)の水害のこと

昭和49年7月23日、三重県四日市市を襲った梅雨末期の集中豪雨は、中小河川の天白川の氾濫を呼び、日永駅と伊勢八王子駅を結んでいた八王子線の西日野から先の区間を帰らぬ鉄路としてしまいました。
新生成った「四日市あすなろう鉄道」の門出を祝い、貴重な過去データを再度紐解くことにしました。
モノクロネガをフイルムスキャナで読み取ったものなので、解像度の点はご容赦下さい。




伊勢八王子駅の駅名標

伊勢八王子駅の駅名標です。昭和49年8月、水害で孤立してしまった同駅にて撮影したものです。既に当ブログ別記事にてアップしており、皆様にご覧頂いております。



被災後の伊勢八王子駅構内

四日市方から見た伊勢八王子駅構内。機回り線側(右側)の軌道上には、水害で孤立してしまった付随車が2両、ブルーシートに包まれて留置されています。



上記付随車の拡大画像


上記付随車の足回り

軌道上に留置された付随車の拡大画像です。転動防止のため、ハンドスコッチ(手歯止め)で固定されています。この車両達は、後日陸送にて現役復帰できました。



四日市方分岐器部分の状況

四日市方の分岐器の被害状況です。道床が流出してしまっていますが、全区間この程度の被害なら、復旧可能と思われたのですが・・・。



「八王子線利用者の皆さまへお知らせ」の看板


「ご乗客各位 お知らせ」の看板(代行輸送の告知)

伊勢八王子駅の正面へ回ってみると、二つの看板が置かれていました。内容を読む限り、「当分の間」とはあるものの、まさか西日野~伊勢八王子間が廃止されてしまうとは、思えませんでした。
また、代行バスが内部線の南日永接続で運行されたことから、この後、過渡的に需要が増加し、従前なら20分ヘッドが、朝のラッシュ時は上り4本/時と増便されることになります。
内部線の車両編成が、M+T+T+M(最後尾はT車扱い)と、4両編成と長編成化化されたのもこの時期です。



道床まで流された天白川沿いの八王子線軌道(伊勢八王子付近)


撤収された枕木とレール(伊勢八王子付近)


水害によりねじ曲がった軌道


つい先日まで電車が通っていたとは信じられない、室山駅の惨状


正面からモニの伊勢八王子行き単行が現れそうな、桜の川辺、そして取り残された3本の軌道

伊勢八王子駅は天白川から離れていたため、深刻な水害を被りませんでした。
しかし、四日市に向かって、天白川沿いに進むと、厳しい現実が。桜の綺麗だった天白川沿いの鉄路は見るも無残な有様。昨年度、近鉄が発行した、「ありがとう そしてこれからも 内部・八王子線記念入場券」の題材ともなった、「室山付近を行く四日市行きモニ212他2連」の面影はどこにもありません。



天白川から離れた日永~西日野間の状況(1)


天白川から離れた日永~西日野間の状況(2)

日永~西日野間は幸いなことに天白川に隣接していませんでした。しかし、洪水が運んだ大量の土砂は、八王子線の軌道をあたかも路面電車のそれのように埋め尽くしていました。


八王子線部分復旧へ


撤収された軌道と架線柱


再開に向け工事中の西日野駅、作業員の姿も


四日市南高校の校舎をバックに、進む八王子線復旧工事

八王子線は甚大な被害を受けた天白川沿いの区間(西日野~八王子)に見切りを付け、四日市南高校の通学需要が大きく、天白川から離れた、日永~西日野間に限り復旧することになりました。このため、西日野駅は、天白川沿いにあった旧西日野駅から少し四日市寄りに移設されることになり、天白川よりの鉄路は撤収、西日野駅は新たに場所を変え建設という運びになりました。

(了)

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事故防止にご協力を

2015-04-02 16:21:30 | 湘南モノレール
沿線の大半が、鉄道の生い立ちから道路の上を走る湘南モノレール。
雨の日など、下の道路を車で走ると、上を走行するモノレールに水飛沫をかけられます。
そのような状況から、モノレール会社さんも、関連の事故防止に気を配ります。
このポスターは富士見町駅構内に掲示されていたものです。550形と思わしきイラスト付き。



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