日本工業大学で4日、応用物理学会主催による「リフレッシュ理科教室」が開催され、小中学生や教職員・保護者ら100名近くが実験や工作に取り組んだ。「理科って面白くて楽しいじゃん」と子どもたちは大喜びだった。
子どもたちの理科離れが言われているが、応用物理学会では、「小・中学校の先生にもっと理科実験をやって、子どもたちに理科の授業を楽しんでもらい、将来の科学者や技術者を育てて欲しい」と、15年前から教職員や小・中学生を対象とした理科教室を開催している。
関東地区では今回で9回目で、今年は湘南会場(東海大学)、埼玉会場(日本工業大学)、東京会場(日本科学未来館)、町田会場(玉川学園サイテックセンター)、多摩・八王子会場(東京工科大学)の5会場で開催される。
埼玉会場の日本工業大学での開催は今回で3回目。例年100名近くが、埼玉県はもとより、東京都など近県からも参加者が集まる人気の教室となっている。
この教室の特徴は、実験と工作を主体とした教室で、不思議を体験したり解明する楽しさを味わってもらうと共に工作の喜びを感じてもらおうというもの。
4日の埼玉会場の教室は、冒頭、放射線を計ろうとガイガーカウンターで、会場内の放射線量を測定。
これには、子どもたちより保護者の方が熱心な様子。
ついで、液体窒素(マイナス196度)の不思議の実験。
恐る恐る触ったり、冷たさを体感したり
強力磁石の不思議に電子レンジの不思議
理屈は良く分からないが、科学の不思議にどっぷり
屋外では、さらに興味深い実験と工作
日本工業大学の学生が作った潜水艇なども見せてもらって子どもたちの目はランラン。
次は日本工業大学ならではの、真空砲によるスイカ割り実験。
実験によっては危険なこともあるので、そうした注意も勉強の一つ。安全な場所から実験を見守る。
いよいよ、スイカ割りの実験スタート。
真空砲の前にスイカが置かれ、全員でカウントダウン。
発射。
見事命中。
スイカが割れ、実験成功。
午後からは工作教室。
参加者が多いため、2クラスに分かれて作業。
地震の揺れを感知するとブザーがなり、ライトが光る地震の揺れ検出装置の作成
ばねに磁石をつけ
その磁石が地震の揺れで動くと磁気センサーが感知して、LEDとブザーに電流を流す仕組み。
細かな調整を行ないながら作り上げた。
なお、関東5会場のうち湘南会場(東海大学)と埼玉会場(日本工業大学)は今日4日開催されたが、東京会場(日本科学未来館)は6日(土)、町田会場(玉川学園サイテックセンター)は18日(木)、多摩・八王子会場(東京工科大学)は20日(土)に開催される。
詳細は応用物理学会公式HP(こちら)をご覧ください
http://www.miyashiro.michikusa.jp/
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のリフレッシュ理科教室の報告に使わせていただきたいのですが.