高校生の3D-CADへの取り組みが急速にひろがると共に技術レベルも各段に高まってきている。10日、日本工業大学で第2回3D-CADプロダクトデザインコンテスト(略称=PDコンテスト)の受賞者表彰式が行われたが、「これが高校生の作品」と審査員がビックリするようなデザインが数多く見られ、ハイレベルのコンテストとなったた。

日本工業大学 3D-CADプロダクトデザインコンテストは、「高校生なら誰でも参加できる大会で、思い思いの斬新かつ独創的なアイデアを3D-CADを駆使して表現する喜びと、最先端の『もの作り技術を学ぶ楽しさを知って欲しい」と、昨年からスタートしたコンテストで、今年が2回目。

今年も昨年第1回同様、5月1日~~8月16日の期間でエントリーを受け付け、3D-CAD(SolidWorks)ソフトを持っていない場合には体験版(無料)を提供したほか、初心者には操作演習の講義を6回開催するなど、万全の支援体制をとって、3D-CADへのチャレンジを促した。作品はテーマ部門「子どもが乗る遊具」と自由部門の2部門で受け付けられ、9月6日で締め切った。応募総数は157件と第1回の70件から2倍強の大幅増となり、高校生の3D-CADへの取り組みがひろがっていることをうかがわせた。

審査結果21点が受賞作品に選ばれ、10日、発表と授賞式が行なわれたもの。受賞者は、西は山口県、北は宮城県と全国にまたがっている。

10日は、授賞式に先立って、審査員を務めた、znug design社の根津 取締役が工業デザインの現在と楽しさを講演。

受賞者の中には、工業デザイナーを目指している人も多く、第一線のデザイナーの生の声に聞き入っていた。

講演後、授賞式に移り、自由部門の最優秀賞には兵庫県立姫路工業高校の和田君の「回転飛行どんぐり」が選ばれた。

ドングリ形の物体に近づくと、ドングリの表皮が回転して広がり、それがプロペラとなって飛んでいくというユニークで夢のあるおもちゃ。

課題「子供が乗る遊具」の最優秀賞には、群馬県立伊勢崎工業高校の有谷君の作品が選ばれた。

ハンドルを持ってプレートの上に乗って、屈伸運動をすれば進む遊具。体重のかけ方で左右に進むことも可能。発想のダイナミックさ、複雑な機構を上手くまとめたデザイン性などが高く評価され「ダントツの最優秀賞」(審査委員長)という素晴らしい作品。

今年のPDコンテストは、応募点数の多さもさることながら、技術的にも高度なものが多く見られ、コンピュータを自由に使いこなす高校生がユニークで独創的な発想を具体的にデザインする技術をものにしつつあるようで、審査員も「この先どのような展開になるのか楽しさと共にどこまでいくのか恐ろさしさえも感じる」としている。事実、1年生や2年生の応募も多くなっており、今回は1年生が受賞者に選ばれた。

日本工業大学 3D-CADプロダクトデザインコンテストは、「高校生なら誰でも参加できる大会で、思い思いの斬新かつ独創的なアイデアを3D-CADを駆使して表現する喜びと、最先端の『もの作り技術を学ぶ楽しさを知って欲しい」と、昨年からスタートしたコンテストで、今年が2回目。

今年も昨年第1回同様、5月1日~~8月16日の期間でエントリーを受け付け、3D-CAD(SolidWorks)ソフトを持っていない場合には体験版(無料)を提供したほか、初心者には操作演習の講義を6回開催するなど、万全の支援体制をとって、3D-CADへのチャレンジを促した。作品はテーマ部門「子どもが乗る遊具」と自由部門の2部門で受け付けられ、9月6日で締め切った。応募総数は157件と第1回の70件から2倍強の大幅増となり、高校生の3D-CADへの取り組みがひろがっていることをうかがわせた。

審査結果21点が受賞作品に選ばれ、10日、発表と授賞式が行なわれたもの。受賞者は、西は山口県、北は宮城県と全国にまたがっている。

10日は、授賞式に先立って、審査員を務めた、znug design社の根津 取締役が工業デザインの現在と楽しさを講演。

受賞者の中には、工業デザイナーを目指している人も多く、第一線のデザイナーの生の声に聞き入っていた。

講演後、授賞式に移り、自由部門の最優秀賞には兵庫県立姫路工業高校の和田君の「回転飛行どんぐり」が選ばれた。

ドングリ形の物体に近づくと、ドングリの表皮が回転して広がり、それがプロペラとなって飛んでいくというユニークで夢のあるおもちゃ。

課題「子供が乗る遊具」の最優秀賞には、群馬県立伊勢崎工業高校の有谷君の作品が選ばれた。

ハンドルを持ってプレートの上に乗って、屈伸運動をすれば進む遊具。体重のかけ方で左右に進むことも可能。発想のダイナミックさ、複雑な機構を上手くまとめたデザイン性などが高く評価され「ダントツの最優秀賞」(審査委員長)という素晴らしい作品。

今年のPDコンテストは、応募点数の多さもさることながら、技術的にも高度なものが多く見られ、コンピュータを自由に使いこなす高校生がユニークで独創的な発想を具体的にデザインする技術をものにしつつあるようで、審査員も「この先どのような展開になるのか楽しさと共にどこまでいくのか恐ろさしさえも感じる」としている。事実、1年生や2年生の応募も多くなっており、今回は1年生が受賞者に選ばれた。
