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宮代町の偉人・島村盛助の小説を発掘し舞台化 平原演劇祭2009

2009年08月02日 18時18分50秒 | 宮代ニュース
宮代町の夏の恒例となった平原演劇祭20009が2日、宮代町郷土資料館の旧加藤家住宅で行われ、宮代の偉人・島村盛助の小説「火取蟲」を題材とした劇が上演され注目された。



平原演劇祭は今年で8回目。進修館前広場や新しい村湖畔など、野外で演劇を行う一方、2004年からは二部構成にして、郷土資料館の旧加藤家住宅で『移築民家と「アタラシイ」ゲキ』として公演を行っている。



町指定文化財・旧加藤家住宅を舞台として行われる演劇は、宮代町の歴史・文化に関連することを題材にした脚本を、同演劇祭を主宰する劇作家の高野竜(宮代町在住)氏が書き下ろした演目が上演されている。昨年は島村盛助の民話風創作童話「村の宝」が上演されるなど、地域の文化を発掘し、広く知らしめる活動としても高く評価されている。



今年度は、同演劇祭に第1回から参加している劇団12が、島村苳三(盛助)の小説「火取蟲」を題材に、同劇団の志賀未奈子が構成・演出した同名の作品を上演した。



主宰の高野竜は「旧制高校の文芸同人誌に掲載されて以来、長いこと世に出ることのなかった小説です。現代劇として構成する日々の楽しさと苦しさについてはもう語りますまい」と、昨年に続いて宮代の偉人・島村盛助の作品を発掘し舞台化にこぎつけた思いを語っている。



また、同日は宮代町を拠点として活動する演劇集団「みやしろ演劇パーティー」の「烏の北斗七星」や酒井康志の音楽と朗読「誰も練ってはならない」などが上演された。



なお、平原演劇祭2009第二部は初めて宮代町を出て、9月20日(日)午後2時から、さいたま市浦和美園駅前劇団どくんご特設テントで、「イエーツの会」による「光る土/空の影」と「ベビー・ピー」による「ジョジョ劇 グッド!武装ポーカー!(仮)」の2本を上演予定。入場料1000円。


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