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3月1日から埼玉利根保健医療圏地域医療ネットワークシステム「とねっと」 への参加受付を開始

2012年02月20日 20時58分27秒 | 宮代ニュース

埼玉県の埼玉利根保健医療圏(宮代町、行田市、加須市、羽生市、久喜市、蓮田市、幸手市、白岡町、杉戸町)が構築を進めているIT技術を活用した診療情報を共有化する地域医療ネットワークシステム「とねっと」が、本年4月から試行運用、7月から本格運用されるのに伴い、3月1日から「とねっと」で診療を受ける人の参加(利用)受付を開始する。

宮代町など埼玉利根保健医療圏に属する、病院・診療所などでは、常日頃の診療を受ける「かかりつけ医」と、緊急や高度の専門的な医療行為を行なう地域の中核病院の役割分担を明確化し、医師や看護師不足の中、限られた人材や高度医療機器などを有効活用するシステムの構築を進めている。

このシステムは、病気となった場合、通常は、地域の「かかりつけ医」の診察を受け、通院治療を行ないながら、高度医療が必要となった場合は地域の中核病院での医療を受け、回復期には再び「かかりつけ医」で継続的な診療・投薬を受け、適宜高度医療機関で専門的な経過診療を行なうシステムを構築していこうというもの。

このシステムが機能すると、患者は「気心の知れたかかりつけ医にかかりながら、イザというときの専門・高度治療が可能となる」。かかりつけ医では「継続的な患者診療が可能となり、専門的な医療機器の導入が不要となり、経営的にも安定する」。中核病院では「専門的な医療技術の修得が日常的に可能となり、技術の高度化が促進されるほか、救急体制にも対応が可能となる」など、地域全体で一貫性のある医療行為が提供できる。

こうしたシステムの構築には、地域の「かかりつけ医」と中核病院の間で、患者の診療情報の共有化が必要で、埼玉利根保健医療圏では埼玉利根保健医療圏医療連携推進協議会が構築し、管理運営するIT技術を活用した診療情報を共有化する地域医療ネットワークシステム「とねっと」を整備、このシステムに加入する医療機関と患者の参加受け付けを開始する。

この「とねっと」に加入すると「かかりつけ医カード」が渡され、これを提示すると、「とねっと」加入の医療機関であれば自分の受診および投薬情報がすべてわかり、重複検査や薬の重複投薬が防げるほか、救急搬送時でも既往症等の情報がわかり迅速な処置や搬送ができる。

詳細については、加須市役所の公式HPをご覧ください。
埼玉利根保健医療圏地域医療ネットワークシステム「とねっと」参加のご案内(住民・患者さま用)
埼玉利根保健医療圏地域医療ネットワークシステム「とねっと」への参加募集について(医療機関用)

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