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埼玉県東部地区の指定文化財を一堂展示 「わがまちの宝物2」 宮代町郷土資料館

2012年01月07日 15時27分43秒 | 宮代ニュース

埼玉県東部地区の15市町の国・県・市町指定の文化財の数々を展示・紹介する「わがまちの宝物2」が7日、埼玉県宮代町の郷土資料館で始まった。2月26日まで。無料。

埼玉県東部地区には「縄文時代の貝塚として標式遺跡でもある国指定史跡の黒浜貝塚(蓮田市)」や「『金錯銘鉄剣』に代表される国宝「武蔵埼玉稲荷山古墳出上品」や『埼玉(さいたま)』の県名発祥のもとともなった「埼玉古墳群」(行田市)」など数多くの重要文化財などがある。

こうした数々の文化財など地域の「宝物」を地域の人に知ってもらいたいと、宮代町郷土資料館で特別展「わがまちの宝物2」が行なわれているもの。

埼玉県東部地区の文化財担当者はこれまで、旧北埼玉郡の市町の文化財担当者で構成する北埼玉地区文化財担当者会と、旧南埼玉郡・北葛飾郡の市町で構成する埼葛地区文化財担当者会という形で情報交換や共同研究・調査などを行なってきたが、さらに文化財担当者の研究の質と深度・資質の向上を図るため、平成22年5月に両文化財担当者会が合併、15市町による「埼玉県東部地区文化財担当者会」として新たなスタートを切った。

この発会を記念して「わがまちの宝物」展を開催しているもので、7日から2月26日までの期間、宮代町郷土資料館で行われる。

「埼玉県東部地区文化財担当者会」によると埼玉県東部地区の指定文化財の分布状況を見ると「南より北に多い傾向」にあるとのこと。具体的には、北埼玉地区、埼葛地区を春日部以北、越谷以南に分けて3つの地区別に指定文化財の件数を見ると、北埼玉地区では353件、埼葛地区北部では291件、埼葛地区南部では201件と北に多い傾向が分かる。

どうしてそうした傾向にあるのかという視点など、様々な視点で「わがまちの宝物2」展を見ることで、埼玉県東部地区の状況が浮かび上がり興味深い展示となっている。

また、宮代町郷土資料館では、今回の展示に当たって、スペースの関係から常設展の一部展示替えも行なっているほか

埼玉県内で約150の円空仏があるとされている中で、宮代町では12体という多くの円空仏が確認されていることなど多くの興味ある展示も行なわれている。

なお、「わがまちの宝物」は、3月1日から3月31日の期間、三郷市立郷土資料館でパネル展示が行なわれる予定。

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