薬屋のおやじのボヤキ

公的健康情報にはあまりにも嘘が多くて、それがためにストレスを抱え、ボヤキながら真の健康情報をつかみ取り、発信しています。

今日明日「2日間断食」に初挑戦:世界糖尿病デーによせて…その結果は?

2013年11月13日 | 断食体験記

今日明日「2日間断食」に初挑戦:世界糖尿病デーによせて…その結果は?
(最新更新 2018.6.10)

 4日前に「 家庭でできる断食健康法 」を紹介し、小生もまだやったことがない2日断食に思い切って挑戦することにしました。
 もっとも、断食といえども水しか飲まない「本断食」ではなく、「すまし汁断食」であって、200キロカロリー程度の極少食を取る「準断食」です。
 それでも「本断食」とほとんど効果が違わないそうで、何と言っても倦怠感がうんと和らぐことは、小生が過去にこの方法を変則的に取り入れた1日断食で経験済みです。 
 4日前に書きましたように、断食日の前2日は漸減食、後3日は漸増食とせねばなりませんから、1週間かけて普段の食事を変えねばならず、女房にその旨配慮してもらうことにしました。
 それでは、ここに小生の取り組んだ断食を毎日記録して紹介することにします。
 ところで、小生は普段は夕食のみの1日1食生活(ただし、朝は梅干1個を食べる)でして、毎日がミニ断食ですから、それを念頭においてお読みください。

前々日(11月11日)
 1泊2日の親睦旅行の2日目で、普段1日1食生活だが、この日は朝食、昼食も食べ、2回ともビールが付いた。朝食は生卵を残し、肉気のものを残した。昼食は軽めのものであったから全部食べる。
 夕食は外食とし、ラーメンを食べる。麺が気持ち少なめの店であるから、腹八分にもならない程度である。なお、いつもギョウザを注文するが、これは止め。
 家に帰ってから、小さめのリンゴと柿を半分ずつ食べる。これはいつもと同じ程度。
 そして、毎日食べるヨーグルトと寒天菓子はこの日は手を付けず。
 3食合計すれば、普段よりカロリーは多いだろうが、動物性食品は少ない。
 本当は、この日からもう少し漸減食にせねばならないが、次の日曜日月曜日とまた1泊2日の温泉旅行があるから、この日をスタートとするしかなかった。
 夕食を少なくしたから、これでよし、と勝手に解釈。

前日(11月12日)
 普段どおりの1日1食(ただし、朝に梅干を1個)だが、半減食とする。
 夕食はおでん。なお、いつも晩酌をしており、これなしでは寂しいから、少なめに焼酎の湯割を作り、チビチビやりながらゆっくり食べる。おでんは、はんぺんを避け、野菜・芋類だけをいつもの半分食べるだけとした。
 そして、煮汁での雑炊を食べる。ここには卵が入るがいつもの半量程度で済ます。
 最後に、小さめのリンゴと柿を半分ずつ食べる。
 昨日からの冷え込みで、食事をしても体が温まらず、9時半には風呂に入り、10時過ぎに布団に潜り込む。遅くまで起きていると、ヨーグルトと寒天菓子が食べたくなるし、旅行でもらった駄菓子(未開封)をつまみたくなるから、早く寝ることにした次第。

断食1日目(11月13日)
 昨日の少食のせいか、毎朝の便通がない。これは過去何回かの1日断食(前日は半食)のときもよくあった。でも、お昼前にどれだけかの排便があって、ほっとした。
 朝は梅干を1粒食べる。塩分補給とクエン酸補給で活力が出るからだ。これは普段どおり。店に降りて薄めのブラックコーヒーを少々飲み、あとは昼まで白湯で通す。
 なお、愛煙家の小生のゆえ、タバコは普段どおり吸うものの少しは控えることにした。
 「すまし汁」を昼・晩の2回飲むのが基本だが、小生の場合、1日1食生活に胃腸が慣れているから、晩だけにする予定にしていたが、あまりの冷え込みに体が冷えてきて、生姜湯を1袋飲む。カロリーは70強もあり、「すまし汁」の代わりになってしまった。
 なお、今日は午後から製薬会社の会合があり、コーヒーが出たから、それはブラックで飲み、少々残す。過去の1日断食でも、好きなコーヒーは1日に何度か少量ずつ飲んでおり、どれだけか胃に負担がかかろうが、完璧でなくても断食効果は十分あろうと、勝手に解釈しているところである。
 会合から帰って薄めのブラックコーヒーを少々飲み、閉店後に「すまし汁」を自分で作って飲むことにした。
 作り方は、「家庭でできる 断食健康法」(創元社)に従って次のとおりとした。
  3合の水に昆布10g、乾燥シイタケ10gを入れて沸騰さす。
  しばらく置いて昆布とシイタケを取り出し、醤油30~40g、黒砂糖30gを入れる。
 これを時間をかけてチビリチビリ飲む。
 美味しそうに夕食を取る女房の方向を見ず、視線をテレビにくぎ付けにし、“口の卑しさ”と戦う。ところが、「すまし汁」だけで案外と食欲煩悩が満たされるのには驚いた。これは、黒砂糖による甘みの効果かもしれない。(従前に行った変則的な「すまし汁」断食は砂糖抜きであったせいか“口の卑しさ”に悩まされた。)
 もっとも、1時間もすると、果物ぐらい少しは食べてもいいのでは、という“口の卑しさ”が現れ出てきて、それを封じるために夜も梅干を1個食べて気を紛らせた。
 10時半に就寝するも、前日十分に寝ているから、なかなか寝つけなかったが、1時間もして寝入ったようだった。

断食2日目(11月14日)
 3時頃にトイレに起き、6時前に目が覚めたが7時まで布団の中にいる。
 起きてから、白湯で梅干を1粒食べる。
 体調に異常は全くない。1日本断食のときのような湿疹などのトラブルもない。
 ただし、便意は全く生ぜずトイレに行かず。
 畑に出かけ、イチゴの手入れ(これは軽作業)とネギ4畝の土寄せ(少し労力を要する作業)を1時間ほど行う。
 着替えて開店準備した後、少し脱力感があり、予定していた当店新聞チラシのポスティング(チャリンコで1時間半かかる)は止めることにした。
 郵便局や銀行に行ったりし、あとは少々の雑用と店番だけで椅子に腰掛けていることが多い一日であった。
 少なめ薄めのブラックコーヒーを3、4杯飲み、また、玄米茶で水分補給した。 
 規定どおりの「すまし汁」を昼と閉店後に飲んだせいか、倦怠感は全く感じなかった。
 さて、“口の卑しさ”だが、昨日同様に女房が夕食を取っている間に高まりをみせてきた。でも、“これは修行である”と心に言い聞かせ、明日は食べられるのだからと思ったら、案外と楽に過ごすことができた。なお、梅干は1個フルーツ代わりに食べた。
 今日も10時半に就寝したが、直ぐに寝入ることができた。

断食翌日(11月15日)
 5時頃に目が覚めてトイレに行き、7時までうつらうつら布団の中で過ごす。
 梅干を1粒食べ、トイレに行くも便通はない。脱力感があり、着替えも少々おっくうであり、その状態が続いたが、9時前に開店準備で体を動かしたら、脱力感は消えた。
 午前中は雨で、店番するだけで体を動かすのは少なかった。その分、体が冷え、お昼過ぎに「すまし汁」を飲もうかと思ったが、面倒で、生姜湯を1袋飲んで体を温めた。
 なお、水分補給として、好きなコーヒーを夕方までに少量ずつ4、5杯、そして玄米茶を
飲む。
 14時頃にトイレに行ったが、排便はほんの少しあっただけだ。
 14時過ぎに晴れてきたので、250世帯ほどポスティングをするためにチャリンコで出かけた。半分ほど終えたところで右足の筋肉が張ってきた。筋肉細胞中のグリコーゲンがなくなっているなかで右足を多用するからそうなったのであろう。以後はなるべく左足に力を入れることにし、ゆっくり回り、通常1時間半のところを2時間程度かけて終わらせることができた。多少のだるさを覚えたが、思いのほか体が動く感がする。
 本断食をすると脈拍は安静時でも70を超えるのだが、今日ポスティング1時間後に測ってみると63であり、通常時より3~4高いだけである。やはり黒砂糖入りすまし汁(100キロカロリー)なり生姜湯(70キロカロリー)の補給によるものであろう。
 なお、血流はどの断食であってもグーンと良くなる。今日もそうだ。血液中のエネルギー物質がうんと少なくなっていて、血液の粘性が落ちているからであろう。
 ちなみに実年齢65歳、通常の血流年齢45歳、5本指靴下(サポーター)を履くようになったら血流年齢30歳、今日は20歳(以前の本断食のときも20歳)。
 閉店後の夕食は、断食前日と同様に野菜中心で半量とし、焼酎も半量とする。
 最初の一口の何と美味いこと。何を食べても美味しい。ゆっくりとよく噛み、30分掛けていただく。でんぷん質はジャガイモの煮付けだけでご飯は食べず。それでも満腹となる。胃がもう結構と言っている。
 しかし“口の卑しさ”は残る。頂き物の小さな薄焼きせんべいを2枚食べる。実に美味い。食べだしたら、これは止まらない。6枚も立て続けに食べてしまった。
 ここで、“ダメだ、胃を壊す!”と言い聞かせ、手を付けるのを止めた。
 胃が落ち着いた1時間後に、中ぐらいの柿1個の4分の3を食べる。
 そして、風呂上りに小さなヨーグルトと寒天菓子をそれぞれ1個ずつ食べる。
 こうして、半食のはずが、6~7分食ぐらいになってしまった。

断食翌々日(11月16日)
 朝の目覚めは爽快で、体がよく動く。梅干を1個白湯でいただく。
 しかし、胃が少々重だるい感がする。昨日食べ過ぎたからだろう。そこで漢方胃腸薬を1包飲む。排便は通常の半分程度で、これは断食前のものだろう。たったの2日断食では腸内に停滞していた宿便が出るのは無理というもの。
 午前と午後の2回に分けて残りのポスティング2ブロックを3時間掛けて行った。軽い疲れを感じたのだが、これは断食明けで、まだフルパワーが出ないからか?

 夕食は動物性食品をなるべく避け、よく噛んで腹八分とするつもりだったが、腹九分となってしまい、駄菓子にも手が伸びてほぼ満腹。やはり“口の卑しさ”には勝てぬ。
 胃が落ち着いた1時間後に、大き目の柿1個の4分の3を食べる。
 そして、風呂上りに小さなヨーグルトと寒天菓子をそれぞれ1個ずつ食べる。

断食3日後(11月17日)
 朝の目覚めは爽快で、便通も十分あった。全く普段どおりの体調で、昨晩は満腹に食べたが胃もすっきりしている。
 この日は暴飲暴食を避けねばならないが、温泉旅行で1泊。
 でも、家族旅行であるから、マイペースでいける。
 酒はちょうど良い程度に納まったし、料理も腹九分で事なきを得た。
 断食前後の体重を測るのを忘れており、最近は48キロ程度であったと思うのだが、夕食後に風呂で測ったら47キロ弱であった。どうやら1キロ程度落ちたようだ。

断食4日後(11月18日)
 宿でのバイキング朝食、ご飯が美味しく、野菜っ気だけのおかずにしたのだが、けっこう食べてしまった。便通は気持ち少なめであった。
 夕食は、軽く済ませたいと思っていたが、よく噛むも、ほぼ満腹までいってしまった。
 なお、明日からは普段どおりの食生活となる。しかし、断食を行ったら、本来は腹八分を続けなければ意味がない。何のために断食したのか。それは日頃の食べすぎを戒め、これからは少食でいくよう諭すためであるのだから。
 でも、ここは屁理屈を通す。小生は1日1食に付き、夕食は苦しいほどに食べなければ満腹であってもよいと。畑で取れたサツマイモがたくさんあり、これを焼き芋にして夕食後に食べたいという食欲煩悩が湧いてくる。これには勝てませんわ。

 こうして2日断食は無事に終わり、漸増食は予定より少々オーバーするものの、少しはブレーキが掛けられたかと思っています。そして、断食3日後、4日後は“苦しいほどまで食べてはいかん”という意識がしっかり持てましたから、これは今後も守ることができるのではないかと思っています。また、断食開け後、胃を労わろうと毎食よく噛んでゆっくり食べるという習慣が身に着いたのは、何よりの成果です。
 よって、小生の2日断食はまずまずの成功であったと自己評価しています。
 ここでお断りしておきますが、初めて断食をなさる方は、これを真似しないでください。
 2013.11.09に投稿しました「 家庭でできる断食健康法 」に基づいて、まずは1日断食から慎重にお始めなさってください。
(2013.11.19 連日の追記終了)

 

関連記事
2018.06.10 4回目の複数日(2、3日)断食に挑戦
2017.06.10 2回目の3日間断食体験記(2017年6月)
2016.10.22 3日間断食体験記(2016年10月)
2015.07.27 昨日今日「2日間断食」実行中、しかし残念ながら1日で終了
2013.11.13 今日明日「2日間断食」に初挑戦:世界糖尿病デーによせて…その結果は?
2010.11.14 11月14日「世界糖尿病デー」は「断食デー」?! ちゃんとやりました1日断食

 


コメント (1)    この記事についてブログを書く
« 家庭でできる断食健康法に取... | トップ | 今に通用する親鸞の“道徳”否... »

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
段々趣味に。。。 (すいまぐ)
2013-12-01 21:55:57
西式健康法を知り、ネットで検索して此方のブログを発見いたしました。

すまし汁断食を2度やってみましたが、これはなんとも楽しいですね!
復食にストレスを感じずにできるようになるのが夢(?)です。
食べることは身近な快楽ですので、暴走したり、ストレス食いをしてしまうのですが、いつかはヒョイっとできればと趣味と化しています。

また健康情報、小話を楽しみにいたしています。
返信する

コメントを投稿

断食体験記」カテゴリの最新記事