三谷てつおの県議会日記

三重県議会議員三谷てつおが議会での審議の内容やさまざまな出来事を報告。

ライブドア、ヒューザー、東横イン、岡田代議士??

2006年01月29日 06時28分30秒 | 社会、政治、三重県、議員
 昨年の衆議院総選挙の敗戦を機に、民主党の代表を退いた「岡田克也」代議士の株が、このところ上がりつつあると言うか?再評価されつつあるように思える。
 昨日のA紙の夕刊を見ていると「窓 論説委員室から」と銘打ったコラム欄に「買い気配岡田株」との署名記事が出ていた。
 そのコラムによると「ライブドア事件をめぐって、民主党内で岡田克也前代表の株が急上昇中だ」そうで、例のホリエモン擁立劇のときの自民党武部幹事長の不見識さに比べ、国民を見下すような発言を繰り返すホリエモンに対し「何でもいいから来てくださいというわけにはいかない!」と出馬要請を見送った「岡田代議士」の「生真面目さ」「一徹さ」が評価されてきているとの話である。
 確かに衆議院選挙の「ホリエモン擁立劇」で、ホリエモンが自民党から立候補すると報じられたときには「既成秩序に挑戦」するホリエモンが「ナゼ、自民党から・・・?」と正直、憤慨した覚えがありますが、今となっては、岡田代議士の慧眼に脱帽するしかありません。
 そして、今年になると、一気に姉歯設計、総研、ヒューザーなどによる「耐震強度偽装」事件やライブドアによる「粉飾決算」「証券取引法違反」事件などが立て続けに起こり、政界とのかかわりを含め「小泉政治」の影の部分がだんだんとあぶり出されて来た感があります。
 さらに最近になって、今度は全国にビジネスホテルチェーンを展開している「東横イン」が、事もあろうに「完成検査」後に「違法改造」を行うと言う事件が明るみに出て、世間を驚かしています。
 これら一連の事件に共通していることは、あの東横イン社長の「制限時速60kmのところを67~8kmで走ったようなもの」とのマッタク反省の意志のない発言に象徴されるように、「お金」のためなら、「金儲け」のためなら「違法承知」で、言わば「確信犯」的に「偽装」「粉飾」「改造」を行っていることである。
 この「お金」のためなら「ナニをしてもいい!」との風潮を生み出したのが「小泉政治」である。六本木ヒルズに住み、自家用飛行機に乗り、芸能界やスポーツ界の人たちと華麗な交際で話題を振りまくセレブな生活・・・そんな「勝ち組」「上流社会」の仲間入りをするためには「法」を守り、額に汗して、地道に働くなんて、馬鹿バカしくって、やってられない!・・・今年の大学の受験生が「法学部」から「経済学部」へと大きく流れたことに見られるように「遵法精神」より「一攫千金」に若者の関心が移って行っている。このツケが、この結果が、これら一連の事件の背景にあると言っても間違いないと思います。
 「東京」と「地方」、「勝ち組」と「負け組」、「上流」と「下流」・・・世の中が、徐々に二極化してきています。「法」や「ルール」を守り、懸命に額にあせして努力をする、そんな「つつましやか」ではあっても「真面目」な人たちが評価される温かい社会を創るのが政治の目的ではないでしょうか?
 「まじめに努力することを忘れ、したたかさだけに走ったのでは本質をみうしなう」との枝野代議士の反省の弁を待つまでもなく、今の政治に求められているのは「生真面目さ」「一徹さ」の岡田流政治スタイルではないか?と思います。
 
 岡田代表の復活!これは、まだまだ先のユメか?? 今日、津市長選告示!!