三谷てつおの県議会日記

三重県議会議員三谷てつおが議会での審議の内容やさまざまな出来事を報告。

底冷えする古都・奈良で・・・??

2006年01月24日 05時52分15秒 | 社会、政治、三重県、議員
 最近の天気予報はヨク当たる。新聞の予報欄に雪ダルマのマークがつくと、必ず多い少ないの違いはあっても雪が降る。昨日もその例に漏れずイヤな予感が的中!朝から雪である。
 昼過ぎに迎えの車に乗り、奈良で行われる「近畿2府7県議長会」に出席する予定であるが、この雪で行けるのかなあ?と心配していると案の定、議会事務局から電話。「迎えに行くつもりでしたが、雪で東名阪が渋滞との情報です。電車で津まで来てください!」と連絡をしてきた。
 大急ぎで、早い「昼食」を掻き込んで、一路、津へ。津駅から迎えの車に乗り、奈良へ向かう。乗るや否や「名阪が渋滞ですので、『伊賀街道』で行きます」と宣告された。そこから延々と旧道を走る。途中まではサほどではなかった「雪」も、さすがに「長野峠」は、一面、真っ白!予想通りの積雪である。
 路肩でチェーンを着けるトラックや溝に落としている車などを横目に見ながらのドライブであるが、やはりノロノロ運転。時間が掛かる。
 ヤットの思いで到着した「奈良」は足の底から冷えてくるような寒さ。盆地特有の底冷えのせいか?奈良公園にも余り鹿が見当たらない。時折、見かける観光客も背中を丸めて足早に通り過ぎていく。寒々とした古都・奈良である。
 「議長会」の会場は猿沢の池の湖畔にたたずむ「猿沢荘」・・・職員共済の施設である。なんでも「質素に!」と言うことで、各県とも「職員共済」の施設で開催するとの申し合わせになっているとのこと。その「猿沢荘」に入ってみて、納得した。なるほど「質素」である。
 外は寒々、施設は質素の「議長会」であるが、「議論」方はそれはソレは熱いアツイ、中身の濃いものでありました。
 この種の「議長会」はどの地域のでもそうであるが、各県がそれぞれの「要望」を議案として出し、それを討議して、合意に至ったものを「議長会意見」として発表すると言う流れである。今回も同じ流れで、本県からは「少子化対策の充実」を求める議案が出され、議長が提案説明をおこなった。
 とりわけ議論があったモノの中には滋賀県が提出した「琵琶湖・淀川水系」に関する議案のように、勢田川上流の滋賀県と下流域の京都、大阪との利害が対立し、力の入った議論の末、合意には至らず保留となってしまったモノや「耐震強度偽装問題」に関する京都と大阪との調整案をさらに本県から注文をつけて修正したモノなどがあり、結構、活発な議論が展開された。
 また本県からは「リサイクル製品利用推進条例」や「森林づくり条例」についての説明と他府県の理解を求める発言も特別にさせていただき、予定時間をかなりオーバーして「議事」は終わった。
 帰りの道中は、雪も溶けて快適なドライブとなったが、車のラジオからは「ホリエモン逮捕!」のニュースが流れている。

 金のためなら「粉飾」「偽装」も平気と言う世の中!次回の「議長会」の議案はコノあたりのことになるのか???