mitakeつれづれなる抄

普段いろいろ見聞き感じ考え、そして出かけた先で気になることを書き綴ったブログです。

無料公開の徳川園

2009年03月20日 | 徳川園

 去る3月15日、名古屋市東区の徳川園は、普段は有料ですがこの日は無料公開を行いました。つまり「無料」につられて行ったわけで、実はこれ、名古屋市公報の告示で催事を知りました。(→当該:3月4日発行799号収録、告示61号 リンク先pdf-file3,978KB)

 この徳川園は、尾張徳川家の光友が当主だった17世紀末、別邸として造営されたもので、いわゆる大名家の池泉廻遊式庭園です。明治維新を経て昭和に入って徳川家から名古屋市に寄贈されてからは、名古屋市の公園として整備されております。

 というわけで、詳しいことは各自検索していただくことにして、15日の様子をかいつまんで紹介します。まずは西門(黒門)。門の向う正面の建物は徳川美術館。

Img_0110

 瓦には、ちゃんと葵の御紋が入っています。

Img_0112

 園内。小山が築かれ、大名家の庭園です。

Img_0004

Img_0108

 せせらぎと滝。

Img_0010

Img_0047

 コイが泳ぐ池。

Img_0049

 ウメの見ごろは過ぎていました。

Img_0013

 水琴窟 (すいきんくつ)。手水の排水に工夫を凝らして、水の滴り落ちる音を楽しむ、日本の素晴らしい風流な装置。

Img_0040

 ただ、周りが都市化した現在でもありますし、しかもこの日は無料公開で人も多く、なかなか聞き取るのは難しい。そこで竹の筒を用意して耳を当てて聞きやすくしたのでしょうけど、この竹に水を流す人続出。あ~ぁ。

 で、案内板。

Img_0044

 ちなみにこの水琴窟の音は極めて小さな小さな音ですが、心を研ぎ澄まし音に心を合わせれば、少々離れていても聞き取れます。現に私は聞こえました。

 山茱萸 (サンシュユ)。名前からして珍しそうな花。

Img_0028

Img_0029

 淋子梅(りんしばい)。

Img_0070

Img_0071

 この梅は、今が盛りのようですね。

 徳川園は手軽に、かつての御三家大名の庭園が楽しめ、機会あれば訪れたい場所です。

Img_0093


最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
水琴窟ですか。尾西歴史民俗資料館にありましたね... (中山道本線)
2009-03-24 13:04:50
水琴窟ですか。尾西歴史民俗資料館にありましたね。ずいぶん聞き取りづらかった覚えがあります。稲沢の庭師さんたちにとっては、ベテランの腕を見せることになるので、格別の存在のようです。
返信する
コメントありがとうございます。 (kisomitake)
2009-03-24 14:34:28
コメントありがとうございます。

尾西の歴史民俗資料館に水琴窟があったのですか。以前に一度行きましたけど、気がつかなかった。

名古屋市では誰でも行ける庭園では、他に白鳥庭園でこの水琴窟があります。あとは非公開の由緒ある御庭にあるようですね。

この水琴窟は、メンテナンスが事実上できないので、古くなればなるほど土砂の流入で音が変わって来てしまいます。また、腕の見せ所にもつながりますが、瓶にある程度の水を溜めて、尚且つ少しずつ地下に流さねばならず、新たに作るにしても先人の智恵が大切ですね。

音の響きが悪いときは、中の水が足りないこともありますので、幾らか水を流してやると、音が響いて来る事もありますよ。
返信する
尾西歴史民俗資料館には、本館の北隣に古民家が保... (中山道本線)
2009-03-24 23:13:51
尾西歴史民俗資料館には、本館の北隣に古民家が保存してありますが、その縁側にあります。
返信する
いきなりですが、昨日行って参りました。知人の東... (中山道本線)
2009-03-27 08:22:21
いきなりですが、昨日行って参りました。知人の東京在住のイギリス人夫婦(カミサンの方が日本人とのハーフの東北育ちで、私の昔のバイト仲間)と、彼らの友人のフランス人(日本人とのハーフで、スイスでシェフしてて、来日して母親の実家の京都の北大路に滞在中)が、なぜか名古屋で会うといい、直前になって私が参加となりました。というわけで、名駅でミソカツ食べて、基幹2号で徳川美術館へ。「将軍ファミリーの親戚」なので、みんな興味津々。そして徳川園でみんなして竹筒で聴いて来ました。水を垂らすと、まるで花火のような華やかな反響。ハンディカメラで録音まで始めるくらい、感激してました。アヲハル使用の急ぎ足(注:皆は非鉄である)で、コメダのシロノワールを食べ損ねたけど、トヨタだけでない名古屋を見た、と有意義そうでした。
返信する
また変わった組み合わせ・・・なんて失礼ですね済... (kisomitake)
2009-03-28 15:07:59
また変わった組み合わせ・・・なんて失礼ですね済みません・・・で行かれたのですね。

徳川園まで基幹2で行かれたそうですが、メーグルもありますね。平日ですので回数は少ないですが、あの奇抜な専用車が来ますので、外国の方、どんな反応するのかそれも又よかったと思います。

花火のような音とは、これはまた素晴らしい例えですね。これ頂こっかな。
返信する
人種は、そりゃ私だって、なんじゃ!?こりゃ、な... (中山道本線)
2009-03-28 21:47:51
人種は、そりゃ私だって、なんじゃ!?こりゃ、な組み合わせですわ(笑)。来名ならば徳川美術館に行こうと決めてまして、ミソカツは八千代(爆)。あの美術館へ行くには、基幹2号しか念頭になかったんですが、そういやメーグルもあった(汗)。で、水琴窟ですが、脳天に満反響!という艶やかさ。でも決してフルコーラスという声量?ではないところが、奥ゆかしいですね。花火、と例えましたが、視覚でいえば、万華鏡、といったところですね。
返信する

コメントを投稿